ヤクの毛100%?
どーも、スタッフの田中です。
僕は今年久しぶりに群馬に帰ってきて、Purveyorsで働いているんですが、、、
群馬寒いね。
東京にいる頃、地元が群馬、みたいな話になると、
「寒いでしょー。雪降るの?」てなことを言われるんですよね。
僕の地元は高崎なのですが、東京と比べてもそんな寒くないし逆に東京はビル風寒いし、高崎で雪が降る時はきっと東京も雪降りますよ、と思ってたわけです。
しかしさー、久しぶりに群馬の冬を体験しようとしているわけですが、群馬寒いじゃねーか。
ビル風なんてのは、所詮洗練されたオフィスや華やかな街並みの中を吹き抜ける都会の吐息みたいなもんですよ。
赤城おろしって知ってますか?
関東平野の北端にある雄大な裾野が目印の名峰”赤城山”という、ハイキングやキャンプなどで県民に親しまれている山があるんです。
そこから日夜、北風が滑り降りてくるんです。
ビル風なんて局地的なものじゃなくてね、遠く北の大地を渡ってきた冷たい風が結構な強さで吹きすさんでいるわけです。
長野や新潟や富山や石川からやってきた、いやさらにその北の朝鮮半島や中国あたりから、いやさらにその北のモンゴルから、、、
お、モンゴル!
そう!
モンゴルからやってきたヤク100%の話をするために今回は筆をとったのだった。
前置きはどうでもいいんだ
ニットという服を僕は敬遠してきた。
インナーに薄手の長袖を着ないとチクチクするし、着たら着たで暑くなった時に脱ぎづらいし、柔軟性がある割に激しく動くと脇の下あたりからほつれてきたりと、どうもネガティブ要素が気になってしまうんです。
なので、ウールの薄手のインナーを着ることはあっても、いわゆるセーターというものはほとんど持ってませんのです。
そして今日ご紹介するSIDE SLOPE。
まず触っていただきたい。
「打った瞬間それとわかる当たり」とプロ野球ニュースなんかで使われますが、それです。ホームランです。
持った瞬間違いが分かります。
ヤク?保温性?
そんなのは知識として後でふむふむと理解を深めれば良い。
とにかく軽くて滑らかな肌触り。袖を通してみたくなる柔らかさ。
そして袖を通したら最後、その滑らかさが頭から離れません。
SIDE SLOPEのHPのブランドコンセプトにこうあります。
大切にしているのは“心地よさ”と“本質”。ニットを着た瞬間に肌で感じる心地よさ。自然を尊重し、人生を謳歌するという人間の本質。「SIDE SLOPE」は、それらを体感できるもっともプライベートなプロダクトだと考えます。
まさに着た瞬間に肌で感じる心地よさが具現化されています。
じゃあ詳細を語っていきましょうか。
Purveyorsで取り扱っているのは次の2種類のニットになります。
(*秋冬シーズンのみの販売となります)
どちらもモンゴルで放牧されたヤクの毛を100%使用したニットです。
まず
第一に伝えたいのはやはりその肌触りの気持ちよさです。
メリノウールやカシミアなど高品質な素材は色々ありますが、触れた瞬間「柔らかい!」と驚いたのはこれが初めてです。
そして柔らかいだけでなく、機能としてもウールを凌ぐハイスペック素材です。
一般的にウールの特性というのは、保温機能があり調湿性が高いためコットンに比べて快適性が高いとされています。
そしてこのヤクという素材、そのウールの中でも最高級のメリノウールを凌ぐ保温性・調湿性を持っているそうです。(グーグルさん調べ)
その秘密は細い毛にあり、高密度に織り込むことによって、、、
とか、うんちくは覚えなくても着てみりゃ分かる。
さらに!
そしてその柔らかさは脱ぎ着の際にもストレス軽減に役立ってくれています。
冬場は家の中、電車の中、会社の中など寒暖の差が大きく、汗が冷えたりして体調を崩しがちです。
また、ニットは暖かいけど脱ぎ着がしづらいのでカーディガンだったり、ダウンベストだったりの前開きタイプの方が融通は効きます。
しかしこのSIDE SLOPEのPulloverに関しては、脱ぎ着のストレスはスウェットと同等と思ってください。
本当に素材が柔らかいので、ストレスなく首が通りますし、ザックリとスウェット感覚で着て、暑くなったらさっと脱いでその辺にぽいっとしておいて、また寒くなったら着ればいい。
あー、もう一つ伝えたいことがあった。
シワにならない。
ヤクの毛はとても柔軟性が高くスポンジのようにフワッとしているので、脱ぎっぱでその辺に置いといてもシワになりません。
つまり、ザックリとスウェット感覚で着て、暑くなったらさっと脱いでその辺にぽいっとしておいて、また寒くなったから着てみたら、シワになってなーい、という優れもの。
つまりまとめるとですね、このSIDE SLOPEは僕が持っていたニットのネガティブポイントを全部消してくれてるんです。
チクチクしないし、保温性と調湿性が高く、素材がしなやかに伸縮して脱ぎ着しやすい。
うーーん、欠点が見当たらないんですよね、これ、、、
もちろんデザインの好みは人それぞれあるでしょうがね。
時代は巡ると言いますが、その昔ヴィンテージブームの時に数万円するチャンピオンのリバースウィーブをザックリと着て、ノースフェイスのダウンを羽織っていた僕としては、ちょっとお高いけどしっかりした作りのものをザックリとラフに着る喜びを久しぶりに感じられる商品なんですよね。
いいですよーこれ。
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