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【官庁訪問体験談】就職先に対して「ここだ」と思った話。

こんにちは!

今日は、官庁訪問の体験談について、自分が大切にしていた就活軸等を交えてお話してみようと思います。ちょっとした息抜きにでも読んでいただければ幸いです。
(※言わずもがな、官庁訪問の進み方やそこでの経験は人それぞれです。一つの体験談として読んでいただけましたら幸いです。)

1.学部時代の就活の軸

実は大学時代にも、院試の合間をぬって少し就活したことがあります。
その時はとにかく「自分がやりたいことができる企業はドコダァ!!!!!!」という感じで、企業を探していました。正直、そこの風土とか雰囲気とかは「入ればなじめるだろう」的な感じであまり気にしていませんでした。「とにかく、何が何でも、自分がやりたいことをやりたいんだ!!!!!」という思いを持っていたと思います。
重要度は 90(業務内容):10(職場環境) てな感じでした。

この後無事に、院進が決まり就活には一旦終止符を打ちました。

2.「自分の身を置く環境がいかに大切か」に気づいた院生活


私は大学院で、とってもとっても楽しい日々を過ごしていました。しかし、そのことを友達に話すと「楽しい?!まじ?!こんなにつらいに?!」と言われて、一度、これまで過ごしてきた日々を思い返してみることにしました。

私の大学院は少し特殊で、ゴリッゴリに忙しかったです。優秀な友人も貫徹して学校に来るくらい忙しいです。それが私とならば、もう、とんでもねぇ毎日を過ごしています(圧倒的実力不足のせい)。

そこで、「あぁ、確かに。常に睡眠不足だし、その割にいくら頑張っても点数悪いし。確かにつらいなコレ。」ということに気づきました(これまで忙しすぎてこんなこと考える余地もなかった)。よくよく考えてみれば、勉強も私生活もうまくいかず、家に帰って枕に顔をうずめてわんわん泣いてしまったこともありました。

それでも毎日が楽しくて仕方がなかったのは、周りで支えてくれていた家族、友達、先生がいたからです。
学校に行けば戦友がいて、「私たちならやれる!!」と励まし合いながら苦楽を共にした日々。「あぁ、もう無理かもしれない」と思うたびに、学ぶことの楽しさを教えてくれた先生たち。いつも意地っ張りで素直に「助けて」と言えない私のそばに、何も言わず寄り添ってくれた家族。
「周りの環境に恵まれていたから、厳しい環境の中でも楽しさを見失わずにすごせていたのだ」と改めて実感しました。

大学院生になって、厳しい環境ながらも、本当に恵まれた環境にいたからこそ「自分の身をどこに置くか、がいかに重要であるか」ということに気づくことができました。

3.「ここなら厳しいことがあっても頑張れそうか」

大学院での経験から、自分が関心のある分野で働きたいという思いも持ちつつ、「ここなら厳しいことがあっても頑張れそうか」が省庁選びの一つの軸になりました。(なんだか、ゴリッゴリのゆとり世代フレーズのように聞こえるかもしれませんが…)
バランス的には、60(業務内容):40(職場環境) くらいに考えていました。

4.官庁訪問で迷って迷って迷った話


以前のブログにも書いたのですが、私は運よく、本当に魅力的な省庁に出会い、A省、B省、C省に官庁訪問しようと思いました。ところがどっこい、魅力的過ぎるがあまり、最終的にどこが自分にとってベストなのか分からなくなってしまったのです。

(ここから少し抽象的な話になってしまうかもです。。。ごめんなさい。)

やはり採用サイドとしては、「できるだけ早く確実な返事を知りたい」という感じだと思いますし、嬉しいことに面接中もそのようなお声をかけていただいたことがあります。また、「うちなら、こんなこともできるよ」とたくさんの魅力的なお話をしてくださった省もありました。本当に、こんな私のために、時間を取って向き合ってくれる職員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。こんな贅沢なこと後にも先にもないだろうと思っています。まさに、就活中の特権です。
そして私は魅力的な省庁に、魅了され続けていました(そろそろ決めんかーーーーい)

5.「ここだ」と思った瞬間

しかーーーーーーーーし!!!ついに私も、「ここだ」と思う出来事がありました。

第一回「ここだ」と思った瞬間大賞


ある日、職員の方が「なんでも相談してごらん(意訳)」と声をかけてくださり、お言葉に甘えて「何が自分にとってベストな選択肢なのか分からなくなってしまった」というお話をしました(今考えれば、こんなこと話してよかったのかなと思いますが)。

するとその方は、「どこの省庁の管轄とか考えなくていいから、どんなことがやりたいのかいってごらん(意訳)」と言ってくださり、私もさらにお言葉に甘えて、「これがしたい、あれがしたい」と話してみました。

すると、一つ一つの事柄に対して、「うちなら、こういう関わり方ができると思うよ」とか「こういうチャンスがあると思うよ」とお話しくださったのです。
また、「さすがにそろそろ決断しないとご迷惑ですよね。申し訳ないです(意訳)」とお伝えしたところ、「採用サイドのことは一切気にしなくていいから、納得がいくまでたくさん悩んでいいんだよ。(意訳)」と話してくださいました。

この時に、自然と悩みを打ち明けられる環境を作り出してくださり、しかもこんなにも拙い一学生に寄り添ってくれる職員の方々がいるのだとムネアツだったことを覚えています。

第二回「ここだ」と思った瞬間大賞


面接中、ガクチカ等々これまでの経験を一通りお話していた時のこと。
職員の方が、「〇〇さん。これまで本当によく頑張ってきたね」とお声がけくださいました。

私自身、これまで壁にぶつかっては乗り越え、乗り越えては壁にぶつかってきたような人生ででした。キラキラ人生とは程遠い。その一つ一つの経験と、そこで自分がどう頑張ってきたのかを伝えた時、私の思いや頑張りを受け止めてくれて、評価してくださいました。本当に泣きそうになりました(その場では涙腺コルクをキュっとして帰り道に泣きました)。

また、それだけでなく、「〇〇さんが頑張ってきたこの経験はね、うちの~~で生きてくると思うよ(意訳)」等、私のこれまでの経験が今後にどう生かしていけるのか、私の将来について一緒に考えてくださいました

他の職員の方々も、私の拙い経験談に真摯に耳を傾けてくださり、私の思いを受け止めてくださり、それが将来にどうつながるかを一緒に考えてくださいました。

第三回「ここだ」と思った瞬間大賞

他の受験生と過ごしていた時のことです。
私は初対面の人には盛大な猫かぶりをかますタイプなのですが(人見知り)、なんだか待合室が心地よかったのです。いろんな受験生と話してみましたが、なんだか同じ空気感を感じたというか…。初めましてなのに、素に近い状態で接することができました。一緒にいて居心地が良かった。

6.決断の時


「ここだ」と思った瞬間大賞はあと10個くらいノミネートしたいところではありますが、全部話すとさすがに特定されてしまいそうなので、大切に心の中にしまっておこうと思います。

官僚として人生を歩むということは、優秀な方でも険しい道のりなのに、私は一体全体どうなってしまうのだろう、と未知なる気持ちでガクブルです(大げさだと思う人もいるかもしれないけれど)。

しかし説明会やWS~官庁訪問まで、これまでの私の頑張りを評価してくれて、私の将来も一緒に考え、寄り添ってくれたA省に進むことに決意しました。また、個性が爆発しているけど強くて優しい同期にも出会えて、「ここでなら、この人たちとなら、厳しいことがあっても乗り越えていけるかもしれない」と思っています。し、その思いを信じて進んでみようと思いました。

とはいえ正直なところ、実際に入省して働いてみないことには分からないこともたくさんあると思います。職員の皆さんにお会いして、お話したわけではないですし。

ただそこに関しては「入ってみてのお楽しみ」ということで。そして、自分の決断がベストだったと思えるように、頑張ろうと思っています。

最後に


なんだか、今回は自分が働き始めて悩んだ時に読み返しに来そうなブログ(?)を書いてしまったように思います。自分本位で申し訳ネェです。

少しでも参考になる部分がありましたら幸いです。また皆さんも「自分の身をどこに置きたいのか」、「どんな人と苦楽を共にしたいのか」と考えるきっかけになれば嬉しいデス。
そして、自身の頑張りを評価してくれて、思いを受け止めてくれて、将来を一緒に考えてくれるような、そんな環境に出会えることを心から願っています!










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