ゆるい楽しみ|ぼんやりノート
飛行機が好きだ。
飛行機に乗るのも好きだし、眺めるのも好きだ。
空港も好きだ。
土産物屋をのぞいたり、空港内を歩いたりするのが好きだ。
とくに詳しいわけでもなんでもない。
毎週空港に行ってるわけでも、
日がな一日飛行機のことを考えているわけでもない。
飛行機をパッと見ただけで機種がわかるわけでもないし、
おすすめ空港10選とかもない。
ただ、なんとなく好きで、飛行機を見るとうれしくなって、
空港に行くとたのしくなって、飛行機のりたいな、と思う。
飛行機にまつわる昔のことを思い出すのもたのしい。
トルコに一人旅に行ったときの機内で、1つとばして隣に座ってるおじさんに、機内のどこかで手に入れたであろうサンドイッチを突然もらったこと。
出張帰りに、同行者が失笑するのも気にせず、夕日を背景にした政府専用機の写真を何枚も撮って、しばらく待ち受け画面にしていたこと。
夫が義両親たちと旅行に行くときに、彼らが乗りこんだ飛行機を探し出し、空港内から飛行機の写真を撮ってLINEで送ったら、びっくりするくらい反応がなかったけど、わたしとしては満足だったこと。
飛行機が好きだと自覚したのは、8年くらい前。
機種を覚えたり、飛行機グッズを集めたりしようと思ったときもあった。
けれど、機種を含めて飛行機に関する知識は頭に入らず、グッズを手に入れても持てあまして人に譲り、今にいたる。
飛行機好きと名乗るならば、詳しくならなくちゃ。
最低でも月1回は空港に行って、バズーカのような望遠レンズを構えて、最高の飛行機写真を撮らねば。
こんな思いがよぎったこともあった。
ただ、飛行機にかぎらず、考えすぎてイヤになる、ということがままあるので、
ゆるく楽しむほうが長続きすると思う。
ゆるく長く楽しめることがいくつかあれば、イヤなことがあっても、そこへ逃げていける。
突き詰められなくても、別にいい。
と言いつつ、特集記事「変わる!日本の航空管制」を読むわたしは、突き詰めようとしているのかもしれない。
自分がまったく知らない世界をのぞくのもおもしろいからやめられない。
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