保育園から帰るとき、3歳の息子が大泣きしていた。 歩いて帰ろうとしていたのだけど、息子はベビーカーで帰りたいの一点張りで、大泣き。 ベビーカーは家にあり、取りに帰ることもできない。 息子の気をそらすこともできず、途方に暮れる私。 4歳の娘に助けを求めた。 「ベビーカーがなくて泣いているんだけど、どうしたらいいと思う?」と問うと、 娘は「タクシーに乗るのはどう?」と答えた。 せっかく答えてくれたのに、私は「タクシーはお金がかかるからねえ…」とつれない返事。 つれない返事
散歩の途中、通りすがりの人の足元が目に入った。 革靴で、かかとの内側だけがすり減っていて、靴底がななめだった。 「お母さんがお金あげるから、新しいやつ買っておいで!」 そんな言葉が浮かんだ。 娘(5歳)と息子(3歳)に、将来同じような言葉をかけたらどうなるだろう。 もはや私がこどもたちの靴を選ぶのでなく、自分たちで好きなものを選ぶようになった頃。 スニーカーかローファーかわからないが、毎日使うような靴がすり減り、見ているこちらとしては姿勢がおかしくなるのではないか、とハラ
2歳と4歳の子育ての合間に一人でスパに来てみた。子どもたちは夫含む義理の家族がみてくれていた。 感想を残しておく。将来の自分が、こんなこともあったねと思い出せるように。 ちなみにスパの料金は2000円です。 着替えのロッカーが見つからないところからスタート。 渡されたロッカーの鍵は2000番台。女性用ロッカーは3000番台と4000番台。 ひと通りオロオロした後にスタッフの方に尋ねてみる。私が持ってるのは男性用ロッカーの鍵ですって。嘘でしょ。 受付で対面で鍵をもらったんだけ
桃の美味しい季節がやってきた。 今年も桃を食べたけど、昔に比べると食べる量はとても減った。 桃を食べると、のどに違和感を覚えるようになったから。 ことの始まりは妊娠中だった。 りんごを食べたときに、のどがイガイガするような感じがあった。 出産時の入院のために産婦人科で問診があり、アレルギーの有無を尋ねられた。 「アレルギーなのかわかりませんが、最近りんごを食べるとのどがイガイガする感じがありました」と答えると、 「のどに症状が現れるということは、呼吸困難になる可能性もあり
「これくらい小さいサイズがいいのよ」 そう言って極小サイズの缶ビールを買う、おばあさんを見かけた。 毎日一本、その小さな缶ビールを飲むらしい。 当時二十代だった私は 「そういうもんかね」 と、少し冷ややかな目で小さな缶ビールを見た。 月日は経って30代半ばとなった今、そのおばあさんの気持ちがわかってきた。 最近、ビールを一度に350mlも飲みたくなくなってきたのである。 冷たいものをほぼ飲まないのに、ビールだから、とよく冷えたものをちびちびと、でも350mlすべて飲んでいた
ひとの言葉を深読みしがちだ。 その言葉の奥底には、言葉以上の意味が含まれてるのではないか だとすれば、それをとらえねば! みたいなことを無意識にやってる。 行間を読むというか。 めんどくさい人だと自分で思う。 その言葉は、それ以上でもそれ以下でもなく、その言葉として、とらえたほうがいいのに、と思う。 洗い残しを伝えたかっただけなのに(中略) 妻:洗い残しがあったよ 夫:黙って洗い直しときゃ良いのにいちいち言ってくるの何なの? 普段きちんとやっているときは褒めたりし
子どもが1歳になった頃、ある文章をみつけた。 1歳を過ぎたことで、ママやパパに「もう1歳なんだから」という気持ちがめばえていることもあるでしょう。 態度や声で自分の意思を主張しはじめたこどもを見ていると、つい以前よりきびしい態度で接してしまい、抱っこなどのスキンシップが減っているかもしれませんね。 今のところ、「もう1歳なんだから」の気持ちはない。 けど、子どもが3歳とか5歳くらいになったり、その子より小さい子どもがいたり、自分の余裕があまりなかったりしたら、その気持ち
なんでこの本読もうと思ったのか謎だった、という記事を以前書いた。 謎と思いつつ、とりあえず読んでみたら、覚えておきたいことがあった。 以前の記事はこちら。 以前の記事でも書いたように、この本には、自分で立てた計画を成功させるためのテクニックが書かれている。 科学的に正しい段取りやら、ゴール設定の仕方やら、計画倒れを招く落とし穴と対処法やら、ためになりそうなことが多く書かれている。 この中で、覚えておきたいと思ったのが、段取りのための段取り。 現在のところ最も効果的なゴ
どのように働くか。 このことを最近よく考える。 わたしの今の状況は、 会社員で、給料は中の下で、仕事内容は可もなく不可もなく。 女性が多い部署で、子育て中の人も多く、産休・育休が取りやすく、時短勤務の人も多くいる。 わたしも産休・育休が取れたし、今は時短勤務をしている。 残業はあったとしても月に数時間程度。 職場の人間関係はすべて良好というわけではないけど耐えらえる程度。 つまり、給料低いけど親としては働きやすい。 27歳のときに、親になったとしても働けるような会社で働
飛行機が好きだ。 飛行機に乗るのも好きだし、眺めるのも好きだ。 空港も好きだ。 土産物屋をのぞいたり、空港内を歩いたりするのが好きだ。 とくに詳しいわけでもなんでもない。 毎週空港に行ってるわけでも、 日がな一日飛行機のことを考えているわけでもない。 飛行機をパッと見ただけで機種がわかるわけでもないし、 おすすめ空港10選とかもない。 ただ、なんとなく好きで、飛行機を見るとうれしくなって、 空港に行くとたのしくなって、飛行機のりたいな、と思う。 飛行機にまつわる昔
本を通じて、思い出すことがある。 1年くらい前に読もうかなと思って、最近やっと手に入れた本がある。 その本は『倒れない計画術』 副題は「まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!」 この本には、自分で立てた計画を成功させるためのテクニックが書かれている。 読んでみると、科学的に正しい段取りの方法やら、ゴール設定の仕方やらが書かれていて、ためになる。 ただ、なんで1年前にこの本を読もうと思ったか、一瞬わからなかった。 なぜかと考えて、1年前のことを思い出した。 そのころ、わたし
毎日座って仕事をしている。 イスに座って、パソコンに向かう日々だ。 座りっぱなしはよくない。 運動までいかなくとも、たまには立ったほうがいい。 と、なにかの本で読んだ。 そうはいっても、集中すると立つことを忘れてしまう。 もちろん運動もしない。 そんな不動のわたしに時計が号令をかけてくる。 スタンドの時間です! 「!」の明るさにうながされ、イスから立ち上がり、立ったまま仕事をする。 立ってもマウスから手を離さないので、よい姿勢とはいえない。 こんな姿勢でいいのか、
信じることは無条件にいいことだと思っていた。 けれど、そうでもないらしい。 最近、家事やら育児やらで夫に文句を言いすぎてるな、と思った。 反省しているものの、自分ではどうにもコントロールできなくて、どうにかならないものかと救いを求めて、夫婦とか家族とかの本をいろいろ読んでいた。 そして、覚えておいたほうがいいと思った言葉。 「地球は丸い」みたいにいつの間にか当然のこととして信じていることがたくさんある。(中略) 「信じている」ときってあまり深く考えていない場合が多いよう
ひとつ手に入れたら、ひとつ手放す。 これがミニマリストブログ界隈でよく見かける 1in 1out だ。 たとえば カバンを1つ手に入れたら、持っているカバンを1つ手放す。 Tシャツを1枚手に入れたら、持っているTシャツを1枚手放す。 タオルを1枚手に入れたら、持っているタオルを1枚手放す。 1in 1out は、モノをためこまないための工夫である。 これを実践すれば、収納の中はすっきりとしてモノを整理する時間もとられないし、1つ手に入れたら1つ手放すと決めていたらモノを手
自分ではゴミが集められず、ただヨタヨタと歩くだけのゴミ箱型ロボット。 昔話を話している途中で、つづきを忘れてしまって「えーと…」といってしまうロボット。 こういう弱いロボットを子どもたちの前におくと、 子どもたちはゴミを拾ってゴミ箱型ロボットに入れてくれたり、 話のつづきをロボットに教えてくれたりと、協力してくれるらしい。 弱いロボット、何かに似てる。 わたしの母だ。 わたしの子どもから見れば、おばあちゃんである。 うちは、おばあちゃん、わたしたち夫婦、子どもの3世代
この部屋の感じ、なんだか落ち着きそう。 写真を見てそう思った。 大きな赤いソファに、古びた家具。 壁に飾られた絵や写真、柄もののカーテン。 ソファの目の前にはテレビが置いてあって、観葉植物もたくさん。 この写真はイギリスの民家の室内。 ごちゃごちゃしてるのに、いやじゃない。 キーワードは ホームリー だった。 業者によると小さなこの家のほうが人気があるのは、このコテージがhomely(ホームリー)だからだそうです。 聞き慣れないhomelyという単語に首を傾げる私に