術後服を無くすことの難しさ
こんにちは。早くも年の暮れですね。
寒い日が続きます。
くるるもおにぎりも元気です。
久しぶりのnote更新になります。
今回は、くるるの経過報告と共に、術後服を無くすことの難しさについて考えてみました。
現在のくるるの状況
現在のくるる。身体に痒みがある以外は、とってもとっても元気です!
よく食べよく遊びよく寝て、たまにおにぎりとバトルをしています。
くるるはうちに来てからほぼずっと、術後服を着て生活しています。
日によってはギリギリ届くお尻やお腹の毛をむしることがあるため、今は調子が良さそうな時は術後服を脱がせてエリザベスカラーのみで生活、調子が悪そうな時は術後服を着て過ごしてもらっています。
サプリと手作り食の経過報告
さて、2024年7月ごろよりFINAL ANSERという皮膚トラブルのためのサプリメントを摂るようになりましたが、その結果・・・
くるるの状況は特に何も変わりませんでした(T_T)
そしてまた食事も、これまでと同様手作り食を続けて与えていますが、くるるに目立った変化はありません。
なので、サプリについてはこれまでFINAL ANSWERサプリを1日半錠だったところ、かかりつけの獣医さんと相談して9月より1日1錠にしました。
このサプリの給与量によるくるるの変化は、もう少し様子を見てから判断することとなります。
手作り食については後述しますが、そろそろ違う手作り食のレシピをいただこうかと考えています。
となると、変わっていないことだらけじゃないか・・・!
と思うかもしれませんが、実は良い方向に変化したことがひとつだけあります。
それは・・・
くるるのエリザベスカラーが取れたこと!!
これまで術後服+エリザベスカラーがデフォルトだったのが、術後服のみになりました!
これでいつでもくるるの好きな時に顔洗いをすることができます。
小さな一歩だけれど、くるるのストレス面で言ったら大きな一歩なのではないかなと思います。
術後服について
さて、ここからは術後服についてのお話です。
このnoteを読んでくださっている方はご存知の通り、うちのくるるは原因不明のアレルギー性皮膚炎持ちで、酷い時には身体を掻きむしり出血してしまうため、基本的には術後服を着ています。
くるるの場合は、術後服無しでエリザベスカラーだけをすると、前述の通りギリギリお尻やお腹のところまで口が届いてしまい毛をむしることがあるため、現状、術後服は必須です。
特に猫さんは身体が柔らかいので、アレルギー性皮膚炎持ちの子だと、エリザベスカラーだけでは傷口や痒いところに口元が届いてしまい、気になって毛をむしったり舐め壊してしまう、なんて子も多いのではないでしょうか・・・。
でもそんな時に身体を守ってくれるのが、術後服や皮膚保護服なのです。
ですがそんな術後服にも、メリット・デメリットがあると思っています。これらは、後述する「術後服を無くすことの難しさ」に大きく関係しています。
メリット
術後服のメリットはなんと言っても、傷舐め防止と傷口保護ができること。
くるるのようなアレルギー性皮膚炎持ちの子で言えば、痒いところに手が届かないようにする、搔き壊し、舐め壊しさせないことが可能になります。
デメリット
デメリットは、ストレス。普段術後服を着ているくるるを見て一番思うことです。
特に猫は、自分で自分の身体を舐めて毛づくろいをする生き物です。
毛づくろいの理由は色々あるそうですが、猫は起きている間のうちおよそ30%を毛づくろいのための時間に費やしているそうです。
ですが術後服を着ていると、そんな大切な毛づくろいができない。
それだけでもうストレスが溜まってしまうのにもかかわらず、更にずっと術後服を着用し続けているとフケが溜まってしまい、更に痒くなってしまいます。
定期的に服を脱がせてブラッシングしたとしてもどうしてもフケは溜まってしまうし、夏場なんかは暑くて蒸れて余計痒いでしょう。
一時的な術後服の使用は良いかもしれませんが、長期的な使用となると、デメリットが大きくなってきます。
術後服を無くす難しさ
術後服は、一時的に身体を守るうえではとても大切だけれど、長期使用すると猫のストレスに大きく関わってくると私は考えています。
だからこそ、早く術後服無しでも過ごせるようにしてあげたい、一瞬でも短期間でもいいから術後服無しの生活を・・・と、何度も何度も思ってきました。
それでもやっぱり、術後服を無くすのは難しい。
先述の術後服のデメリットを踏まえ、術後服を無くすことの難しさについて「どうしてそんなに難しいのか」、個人的に思ったことを以下で紹介していきます。
終わらない痒み
まずは、痒み。術後服を脱がせると無我夢中に身体を掻き出してしまうことが挙げられます。
当たり前ですが、痒みがあって搔いてしまうから術後服を着せているわけです。
だからこそ、例えばくるるの調子が良さそうだなと思って久々に脱がせてみると、途端に掻き出し舐め始めてしまいます。
くるるの場合は長らく術後服を着ているからか、久々に術後服を脱がせた時の身体の舐め方はものすごい勢いです。これは、もちろん「痒み」もありますが、長らく毛づくろいできなかったことへの反動も理由になっていると私は解釈しています。
それが普通に毛づくろいするのだったらまだしも、強い力で身体を噛み、自分の毛も自分で抜いてしまいます。大好きなご飯中でさえも、身体や痒みが気になったらご飯を食べるのを中断してすぐ毛をむしろうとしてしまうのです。
ではシャンプー後などの身体がスッキリしてからの状態はどうかというと、大体そういった時は2~3日は術後服無し、エリザベスカラーのみでもいたって普通に過ごせます。
流石にエリザベスカラーも取ってしまうと舐めだすのでそれは取れませんが・・・。
でも1週間、2週間もすると、やはり痒くなってくるのか何か感じるのか、どのような理由かは分かりませんが執拗に脚やお腹など届く範囲を舐めだします。
そうしてまた、傷になる前に術後服を着せる、の繰り返し・・・。
結果的に、痒みが治らない点において「術後服を長期間脱がせる」という選択肢が取れなくなってしまっているのです。
術後服との付き合い方
次に、術後服を着せたり脱がせたりすることに対してのストレス。
デメリットでも「毛づくろいできないことのストレス」を挙げました。それに加えて、個人的には術後服の着衣によるストレスもあるのではないかと考えています。
本当は、術後服をずっと着せたまま生活するのはくるるのストレスになるだろうから出来るだけ辞めたいです。
けれど、術後服無しエリザベスカラーのみで見守り続けると舐め壊ししてしまい傷になってしまいます。調子のいい時は1週間ほど術後服無しでも過ごせるのですが、それもすぐに痒くなってしまって・・・結局、術後服を着せることになります。
術後服を着せ続けることはやめたい。
でも、着ていないと舐め壊し搔き壊しするかもしれない。
くるるの調子を見ながら何度も術後服を着せたり脱がせたりするのも、それはそれでくるるのストレスになってしまう。
そんな葛藤の繰り返しです。
今はただ、術後服を着せている時は定期的にブラッシングすることを欠かさないようにして、かつ、調子が良さそうだったら術後服を脱がせてみる。そんな感じの対応しかできておりません。
くるるの身体の調子に合わせて術後服の着衣をすることは悪いことではないのかもしれません。
ですが、着衣するだけでもくるるにストレスがかかっているだろうことを思うと、何度も何度も術後服の着衣を繰り返すことに対して人間が抵抗を感じてしまうのです。
今後について
以上が、私が感じた術後服を無くすことの難しさです。術後服を完全に無くすことができれば良いものの、なかなかそれが出来ない。
でもだからこそ、術後服を無くせる状態になるまで私たちは試行錯誤していきたいです。
来年にはまた手作り食の内容を変更したいと考えています。
再度アメリカのペット栄養管理士さんとコンタクトを取り、最新のくるるの体重や体型の写真、血液検査結果やカルテの内容なども翻訳して送付し、手作り食のレシピをいただく。これもコンタクトを取ってからレシピをいただけるまでどのくらいの時間がかかるのか分からないので、新しい手作り食の開始はいつから、など明確なことは言えないのですが・・・。
とにかくまずは、出来ることをする。
そうして、どうにか痒みの原因を特定して、特定出来たらそれを除外していける環境を整えてあげる。
そうしていつかは、術後服無しでも生活できるようにしたいです。
最後に
2024年、もう終わってしまいますが、これまでこのnoteやX(旧Twitter)で見守りいただいた皆様、ありがとうございました。
また来年からもくるるとおにぎりの健康と生活をより良くするために精進してまいります。本当に、今年もお世話になりました。引き続き、よろしくお願いいたします。
最後に、くるるとおにぎりの写真をどうぞ(^^)/
皆様、良いお年を〜^ ^