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Photo by
yuruyuura
そうであってほしい
人見知りで、人との間にはとにかく壁を作りまくる飼い主と違って、犬の方は恐ろしく人懐っこい。
散歩に行けば、すれ違う人みんなに尻尾を振り、飛んでいこうとする。
撫でてもらえるとなれば、大喜びでじゃれつく。
そんな犬は、今朝も通りがかった人に撫でてもらい、嬉しそうだった。
その方は、犬を撫でながら「幸せな子ね」と言った。
「誰にでも懐っこいというのは、良いお家で飼われてるおかげね」と。
その言葉を、信じてもいいだろうか?
イヌなんて飼ったことがないから、ちゃんと育てられているのか分からない。
信頼関係を築けているのか、たびたび不安になる。
実は、嫌われていないだろうか、ストレスを溜めていないだろうか、まだ警戒していないだろうか。
自信を無くすことはしょっちゅうだ。
犬は最初に会ったときから、懐っこい子だった。もともとの性格だろう、と思っていた。
でも、私たちと暮らしているから人懐っこいままでいるのだとしたら。
それは、すごく嬉しい。
とはいえ、それであっさりと自信をつけることはできないんだけど。
届くことはないだろうけど、今朝お会いした方、ありがとうございます。
犬も、私も嬉しかった。