地元レス「多言語(含む方言)」な私の「人生を語る」
人生とは一期一会、不思議なご縁の巡り合わせなり。
と、初っ端からカッコつけて?パッと頭に浮かんだ言葉を思いつくまま書いてしまいましたが、転勤族の家庭に生まれついた私はホームレスならぬ
地元レス
生まれだけは母の地元、横浜でその後は静岡→山形→大阪(江坂→豊中→都島)→三重→タイ→はじめての関東進出!でようやく東京(中野→世田谷)→タイ→東京(世田谷→多摩)→イギリス
という生まれついてのノマドです。
この特性により、幼少期から各地でカルチャーショックを受けて受けて受け続けてきた人生だったと思います。(って、なんだかもう終わっちゃったような感じですが、まだ引き続いていますのでヨロシクお願いします!)
どんなショック(驚き)があったかといえば、幼心に覚えているのは、幼稚園ぐらいの頃にまわりの友達の大抵は「生まれたときからずーーっと同じ場所に住んでいる」と知ったとき。
母親の地元が横浜だったので親戚は関東におり、いとこと一緒に遊んでいて「誰が審判になるか」という話をしていたときに、「審判」のアクセントが違うらしく?「なにその言い方〜変なの〜」と言われたとき。
それまでは「ねんねん」言いまくるコテっこての大阪弁だったんですが、子供心にショックはデカく、三重を境にパッタリと方言をやめてしまいました。
その三重ですが、今度は「ねんねん」の代わりになんか...「にーにー」だの「やに」って語尾につけてるんですけど!!!!?
長い人生の中で、「これだけは覚えている」というシーンやセリフが皆さんにもいくつかあると思いますが、私はこういった各地での体験が「カルチャーショック」として、いつまでも記憶にとどまっています。
ちなみに、この三重ではお医者さんの先生からも「それは違うに」だの「そうやに」だかを言われて、当初は度肝を抜きました。その後も掃除時間になれば級友から「机つって〜」と言われ...
つる?吊るの?
ど、どうやって...?!と、もはやここまでいくと、ちょっと外国人なみに意思疎通が困難な状況にときおり陥っていました。「つる=運ぶ、下げる」という意味でしたが、大阪の「ゴミひらって」のように、オリジナルの「拾う」と似ていればまだ想像がつきます。けれど「つる」はオリジナルとの乖離が大きすぎて、ちょっと他県からの転校生には難易度が高すぎました。
そんなこんなで、日本ではカルチャーショックが大きかった地、断トツNo. 1ですが、ご縁あって日本では最も長く滞在し、濃い時間を過ごせました。
そのまま三重で受験戦争を勝ち抜いた末、ヤレヤレ、これで遊び放題だわ、と気を抜いていたらその春、
「タイって知ってるか?」
と、タイ行きを親から打ち明けられるという衝撃の展開。しかも、スキー場の宿泊先(春スキーに行ったのだと思われる)で、夕食後ゆったり寛いでいる最中に言うという、手の込んだ演出。
いわく、「受験中に言うとやる気なくすだろうから」との思いだったようですが...
まぁ、そこは転勤族に生まれついた性、とりわけ深く考えず(物価が安いからお小遣いが倍になる感じだぞ、など甘い言葉で誘惑されたのもあり)
「イイね!」
ってなノリで、あえなく高校をたったの1学期で終え、一家でタイに渡ったのでした。
そこで今度は...皆さんもうオチが見えてきているかもしれませんが、「ねんねん」→「にーにー」→なんか皆、
「ナーナー」「ナカ〜」「ナ」
って語尾につけてるよ!!
って、なんだかお題が「方言各国のことば、語尾くらべ」みたいになってきてしまいましたが、つまるところは、どこに移動しても必ず「カルチャーショック」に出会うのは必須、ということです。
そして今現在、拠点にしているここイギリスにおいて、最も口にすることば断トツぶっちぎりの第1位は......(ジャカジャカジャカ...ドラムロール)
Lovely!
Lovelyです、皆さん!
イギリスにお越しになる際は「ラブリー」、この一語さえあればあなたもイギリスで
一期一会、不思議なご縁に出逢えるかも⁈