在英3年目にして「アフタヌーンティー未体験」なワケ
イギリスの象徴的な物として、紅茶は真っ先に挙げられるアイテムの一つかと思います。ですが、茶葉はもともとインドや中国が原産、という事実も結構知られています。
先月末イギリスはEUを離脱しましたが(下記:関連記事)
この離脱した当日に公共放送BBCが、子ども向けチャンネルであるCBBCの番組で、「紅茶はイギリスの物じゃない」と面白おかしく紹介しています。
動画はイギリス製品をこよなく愛し、イギリスの君主であることを誇るヴィクトリア女王が紅茶を所望すると、執事に「紅茶はイギリスのものではなく、インドから持ってきたものです」と告げられる内容になっています。
自虐要素タップリで、これぞ皮肉が好きなイギリス人(下記:関連記事)といった感じで笑えます。子供向けなので使われている言葉も易しく、聴き取りやすいのでリスニングの勉強にもなります。
一方、「紅茶と言えば」に続くべきものは
Afternoon tea!!
こちらはれっきとした「イギリスのもの」で、1840年代に第7代ベッドフォード公爵の夫人、アンナ・マリア・ラッセルによって始められたとされます。(参照:AfternoonTea.co.uk)
さて、この由緒正しき英国式アフタヌーンティー。お恥ずかしながら在英期間4年目も間近というのに、未だもって未体験でございます。(タイトル画像はタイのミレニアム・ヒルトン・バンコクのもの)アフタヌーンティーの簡易版とも言える、スコーンと紅茶のセット
Cream tea
【サリー州デンビーズ・ワイナリーでのクリームティー】
なら何度でもあるのですが、本格的な、イギリスの!アフタヌーンティーともなるとやれ予約が要ったり旅先の場合、終始満腹気味のため、なかなかタイミングを計れないといった理由で実現せず。
むしろイギリス国外での方がチャンスは多く、友人たちに送別会を開いてもらったり
【旧プラザアテネ・バンコク・ロイヤル・メリディアンでのアフタヌーンティー】
憧れのオーサーズ・ラウンジが有名なマンダリン・オリエンタル・バンコクに勇んで出掛けたはいいが、あと一歩のところで体調不良により泣く泣く(ホテル前までは行ったので、文字通り「あと一歩」)退散したりと、イギリスよりは(?)チャンスに恵まれていたかと思います。
【レストランのル・ノルマンディで「それっぽく」デザートは食べれましたが、アフタヌーンティーではご縁がないオリエンタル・バンコク。】
イギリスでも勿論、計画をしたことはあるのです。ところが、いざとなると小さな子連れでは敷居が高かったり、他の案に流れたりと着々と計画倒れになっていきました。
【滞在中、現地で予約しようと思ったら1週間先まで埋まっていたヨークの老舗ティールーム、ベティーズ】
これでは「移転前の築地市場」に行こう行こう、と思いながら「いつでも行けるや」と実行しなかった二の舞になってしまいます。つべこべ言ってないで実行あるのみ、と華やかなロンドンにこだわらず、まずは地元のローカルでアフタヌーンティーデビューを成し遂げよう、と決意しました。思い立ったら吉日、早速予約を試みたところ
「週末は受け付けておりません」
と、まさかの、さすがローカル。マイペースっぷりに脱帽です。
ということで、またしても機会を逸してしまいました。因みに、アフタヌーンティーに特別な関心を抱いていない夫は、着任早々
日本から来た友人と男同士でサックリ経験済み
です。
Les Misérables?!
・・あゝ無情。
【花より団子の男子陣にはボリューム重視?労働者階級、農民の生活環境から始まった、より食事に近い「ハイティー」風、ブラウンズ・メイフェアにて】
Browns Mayfair
住所: 47 Maddox Street, London, UK, W1S 2PG
最寄駅: 地下鉄 Oxford Circus, Bond Street
開館時間: 9時〜23時(日:22時まで)
URL: https://www.browns-restaurants.co.uk/restaurants/london/mayfair