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私を悲しみと絶望のどん底から救ったのは大好きな人の笑顔でした

No Music No Lifeとはまさに自分のこと、と断言できるくらい音楽は私の人生にはなくてはならないものだ。

いつもどんなときも音楽は近くにいた。
たくさんの感情と共に。


今回はその音楽を、バンタンの一つの曲にだけ焦点を当てて書こうと思う。







⚠︎オブラートに包んだ表現をしてはいますが、暗い話が苦手な方はお戻りください。









この話の前提として言わなければいけないのが、2021年私はうつ状態になった、ということ。


人間は唯一、いなくなってしまいたいと考えてしまうことがある生き物である、という話をいつだか耳にしたことがあった。

当時は不思議なものだとしか感じられなかった。

共感できなかったから。


でもある時期から私自身もそう考えるようになってしまった。

詳細の明言は避けるが、とにかくいなくなってしまいたかった。もうこれ以上生きたくないと本当に心の底から思っていた。


幸か不幸か、私は痛いことが嫌いなため自分自身に物理的苦痛を与えることはなかった。


しかし自分の精神状態は徐々に悪化していき、大好きだった7人が楽しんでいる姿を見ることも、大好きな笑い声を聞くこともできなくなった。
笑っている写真にさえ拒否反応が起きるようになった。

それまでは彼らの楽しそうな姿を観ては笑い、元気をもらっていたのに。


そのとき受け入れられたものと言えば落ち着いた音楽を聴くくらいだった。



ちょうどその頃、新曲リリース予定の発表があった。

Permission To Danceという曲名だった。

洋楽の中でもいくつか好きな曲があるEd Sheeranによる楽曲提供だと知り、少しワクワクした。
とりあえずこれを聴くまでは頑張ってみよう。そう思った。



7/9 新曲が解禁された。

リアルタイムですぐにMVを観た。


何度も観て何度も聴き返した。


包み込んでくれるような柔らかいメロディーに乗せられた、大好きな人たちの温かみのある声。

自分が彼らを知るきっかけとなった曲を思い出させる歌詞と、踊り出したくなるような曲調。

Dynamiteを思い出させる歌詞



私の好みにはドストライクだった。

この曲を聴いているときだけは、この曲のMVを観ているときだけは、澱んだ心に穏やかな風が吹き込むような心地よさがあった。


その日の夜はとても気持ちよく寝られた。



そしてその翌日だっただろうか、数日後だっただろうか。
YouTubeを開くとたまたまリアルタイムで配信中の歌番組があった。


開くと彼らがSpring Dayを歌っていた。

大好きな曲だから嬉しくなった。


その次にステージが変わり、流れ始めたのがPermission to Danceだった。

MV公開直後の初パフォーマンス。

携帯をしっかり握って食い入るように見入った。


曲の終盤、大勢のダンサーも加わって、彼らは彼ら同士で向き合って踊る。





そのときに映った大好きな人の顔が今でも忘れられない。


とびっきりの笑顔で本当に楽しそうに踊っていた。


嬉しそうに楽しそうに幸せそうに笑いながら、
両サイドにいるお兄ちゃんたちの顔を見てカメラを見て腕を高く上げて踊っていた。



私はそれだけでうれしくなった。

そして泣きそうになった。


彼は、生活が制限され始めた頃から表に出す笑顔が減っていたから。

でもそのパフォーマンスでは無邪気な笑顔の彼がいた。


その配信終了後、なんとも言えない満たされた気持ちになった。
公式から動画が載せられるのが楽しみだった。


配信直後、いつもの如く違法掲載されていた動画がいくつもあった。

しかし今回は一つ違う点があった。
チッケムもあったのだ。

何をしていなくてもしていても既に疲れ切っている私には7人分観るのは不可能だと思い、普段なら楽しみを最後に取っておくところを珍しくも一番最初に観た。
(私が観たものは違法掲載のものであり薦められることではない。ここに載せているものは全て上記リンクのスクショ)


そこに映っていたのは、落ち着いた黄色のシャツに鮮やかな水色のベストを身に纏い、ふわふわの黒髪で踊る大好きな人。

何も考えずただずっと、その大好きな人を見つめていた。


そして私が泣きそうになったパート。

チッケムにはそのとびっきりの笑顔が全て映されていた。

この純粋な楽しいが表れている笑顔が何よりも安心感を与えてくれた。


色々な感情が入り混じって、ふと意識を自分に戻すと涙が溢れていた。


ああ、生きなきゃ
私はこの人のこの笑顔をもっと見ていたいし見たい
そのためには生きなきゃ
心の底からそう思った。



それからしばらくは毎晩寝る前にその数十秒を、彼の笑顔を見ることが習慣になっていた。

それだけで心が落ち着いたから。





そして今。

その頃が信じられないくらい、毎日満たされていて、楽しいと感じることの方が圧倒的に多くなった。


今日は2022.05.12
彼らのカムバのスケジュール発表、Track Listの公開が終わり、MV公開まで一ヶ月を切ったばかりだ。


楽しみばかりの毎日。

プライベートでも楽しみだと思えることが増えてきた。

この楽しみを共有することのできる友人もたくさんできた。

とても恵まれている。


すべて、あのときの彼の笑顔のおかげ。


本当にあのときあのパフォーマンスを見つけられてよかったと何度も思う。

たぶんこれから先もずっと思い続ける。

それくらいあの瞬間に私は救われた。



私はこの目で、直接彼の笑顔を見るまで応援し続けたい。

そしていつか、いつか会えたのなら、絶対に声を大にして言いたい。



テヒョンさん、ありがとう

って。





どうかこれからもできるだけ長く、あの、人を幸せにする笑顔がたくさん見れますように。









テヒョンさん、あなたの笑顔は宝物だよ。

本当にありがとう。



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