中学英語でわかる粋な表現
対話のなかで返す言葉
英語で対話しているときに、相手の発言に対して返す言葉をまとめてみます。好意的な表現から徐々に反論の度合いが高まるように並べてみました。
肯定的〜ニュートラルな表現
Likewise. こちらこそ
”It was nice meeting you.”などと言われたときに、さらっと返すと粋ですね。他にも” Pleasure is all mine"(喜びは私にある=私の方こそ嬉しかったです)と笑顔で言えばスマートです。
That’s on me. 自分の責任だ
xx is on me. は、とても広い意味で使われる言葉です。自分がおごる、という意味にもなります。シンプルな表現が多様な意味を持つのは日本語も同じですね。この言葉は、ある問題が生じたとき、控えめに状況説明を聞いていた人がポロッといったことです。シンプルさに深い想いがこもるこういう表現が、私は好きです。
I didn’t see that coming. そう来たか
想定外だ、ということを意味する表現です。来るのニュアンスは日本語にも近いですね。
So I'm told. そうらしいよ(そう聞いたよ)
そのまま覚えれば、多用できそうですね。
No harm, no foul. (謝られて)気にしないで(害はなかったよ)
harm(害)もfoul(ひどいこと)もないですよ、という意味です。"Don't mention it."(言わなくていいよ=気にしないで)のバリエーションとして覚えておくといいですね。
I was just messing with you. 冗談だよ
”Just joking”のバリエーションですね。messはよく聞くワードです。この場合は「ちょっとからかっただけだよ」というニュアンスで使われています。Texas出身の友人が、"Don't mess with Texas"と書いたTシャツを来ていたのを思い出します。「Texasをナメたら、ろくなことにはならねぇぜ」というマッチョな意味だと聞きました。
ちょっと否定的なニュアンスのある表現
I'm not sure I buy it. 本当にそうかなぁ?
sell(売る)には考えなどを売り込む、buyはそれに乗る、という意味で使われることがあるようです。この文は、「buy it(それに乗る)ができるかsure(確か)じゃないなぁ」というニュアンスですね。
It sounds like a tough sell. 通用するかな(受け入れられるかな)?
上述のsellとbuyの意味合いを踏襲した表現です。
That's debatable. そうとも言えないよね(反論があるニュアンス)
debateは、ディベート。討論ですね。ableがつく形容詞になることで「ディベートできる」というニュアンスが加わり、「反論できそうだよね」という意味が出てくるのでしょう。"I'm not so sure."(そうかなぁ?)よりも反論度合いが強いので、次に自論展開の準備が必要でしょう。
諭し〜否定の表現
I’m waiting for the twist. で、どうなったの(そこから先は)?
twistは、ツイスト。一言で言えば、ひねりですかね。「ひねりを待ってるんだけど」ってことですから、ちょっと皮肉っぽさがありますね。
Were you high on it?
夢中過ぎたの?上手くいくと思っていたの?
ニュアンスの幅が広くコンテクスト次第で意味が異なると思いますが、highとは薬物使用も包含する言葉ですので、辛辣にも聞こえますね。
It doesn't become you. キミらしくないよ
become(なる)の使い方って広いんですね。Youはもっと良い人だよね、でもそれはYouにはならないよね、という相手への尊意がこもっていますね。
Do yourself a favor, .... (悪いことは言わないから...)
「自分のfavor(好意、善意…つまりいいこと)になることを自分にしてさ…」という前置きです。ですので、相手がやろうとしていることに対する否定の意味を有しています。
Ice you’re standing is very thin. だいぶ無茶なことをやろうとしてるね
読んで字の如く、「薄氷を踏んでるよ」とたしなめる言葉です。
What’s with the attitude? その態度は何?(マナーが悪いよ)
明らかな不満を表明していますし、上から目線っぽいので、この後は口論覚悟、ですね。
Do you want a medal? そんなに認めて欲しいの?
かなり挑戦的な言葉ですね。金銀銅のメダルでも狙ってるの?という意味ですから。名誉に目が眩んで血迷っている人をたしなめるような響きがあります。
Are you done? もういい?
「あなたのご高説には懲り懲りだ」という不快感を滲ませる挑戦的な返事ですね。
Talk is cheap. よく言うよ(言うのは簡単さ)
インストールしているGrammaryというソフトが、冒頭にTheをつけろ、と言ってくるのですが、Theをつけてしまうと「特定の」トークになってしまいそうなので、あえてこう表現しました。Amazon Primeの洋画でも、こういっていたように聞こえました。ペラペラと薄っぺらいことを言っている人に対して根性のある人が挑戦的に言った言葉です。
So, be it! それならそれで別にいいよ!
投げやりな表現ですね。でも静かに語れば、「じゃあ、そのままでいこうよ」というニュアンスも出そうです。コンテクスト次第ですね。
That's a bell we can't unring. 取り返しのつかないことになるよ
「一度、鐘を鳴らしたら、もうそれは取り返せないよ」という意味です。鐘を鳴らすということに重大なことという意味合いが付帯しているようです。日本語のニュアンスでも共感できますね。
最後にお伝えしたいこと
各表現は、私が洋画や英語のTV番組を観るごとに溜めていっているデータベース(?)から拾い出しています。
たまたま拾い出した言葉を集め、それを何らか意味のあるよう、このnoteをお読みいただく方にわかりやすいよう、整理してお示ししようと思っています。しかし、番組を観るたびに表現はランダムに増えます。ですので「でる単」的なまとめとしては完全ではありません。
また私は英語Nativeではありません。Fluentレベルだとは思っていますが、解釈に間違いがあるかもしれないことをご容赦下さい。また、間違いがあれば、コメント等でお教え下さい。