2024-09-13

昼、本物のさすまたを見てしまった。

いったい何がそこで起きていたのかは、わたしにはわからない。さすまたはよくニュースなどで不審者を取り押さえるときに訓練をする、という内容の映像を流していたりするのを見たが、地べたに無造作もいいところに転がっているのは、初めて見た。
どうやら捕物が展開されていたらしく、パトカーがけたたましくサイレンを鳴らしつつ、すぐそばの道路を突っ走ってきた。応援の人たちなのだろう。
やがて不審者か誰かが逮捕されたようで、パトカーと護送車がこれまた走って行った。
正直言って、ものごとが過ぎてから恐怖で震えてしまった。なぜならば、そのさすまたは、わたしのすぐ近くに転がっていたのだから。

きょうは朝から出かけていた。
その出先でのことである──

緑もまぶしい

よく考えなくても、日本は法治国家だ。
治安のいいところ、よくないところが違いすぎるのは認めざるを得ないが、それでも観光客だとわかれば襲われたり、奪われたりするような国ではない。
それだけでも、まだましな部類に入るだろう。

え？
──さすまたについて詳しく書かないのか、って？
書きはしない。知ってはいるが、書きたくないのだ。
ここは、書きたくないことは書かなくていい。そんな場所だし、だからこそ安心していられるというものだ。