#74 デイサービスに移行しても。。。
こんにちは
tatsuyaです。
本日は、「地域ケア会議でのケアマネジャーさんとのやりとりの一つ」についてです。
1.地域ケア会議にて
地域ケア会議においてこのような事例がありました。
(会議の規定上、詳細な内容は記載できませんので大雑把に記載します。)
2.通リハとデイサービスはそんなにお金が変わりないの?
通所リハに通っている方でしたが、ケアマネジャーさんと家族・本人が今の施設は好きだがリハビリテーションはあまりしなくてよいということでした。
(ではなぜ通リハに通っているのかという疑問が生じましたが。。。)
そこは、それぞれが納得しているのであれば、その状況でできることを探していくしかないのかと思うことにしました。
しかし、
私がどうしてもひっかかったのは、
「デイサービスに変更しても金額はそんなにかわらない」
と言ったところでした。
そのころは、介護報酬に詳しくありませんでしたので、感覚的にそんなことはないでしょ!?と思いながらも反論せず帰ってきたところでした。
3.改めて、今ならわかるかも
【要介護2の利用者が所要時間6〜7時間を利用した場合】
■基本報酬の単位数の違い
通所介護(通常規模型):689単位
通所リハ(通常規模型):850単位
1回の差額160単位。
週2回(月8回)利用した場合、1280単位/月の差額が生じます。
自己負担額(1割の場合)にすると約1万3千円程度の差額が生じます。
■ 加算の違い
・通所リハにはあってデイサービスにはない加算
1)リハビリテーション提供体制加算 24単位/日
2)リハビリテーションマネジメント加算 240単位/月
3)認知症短期集中リハビリテーション実施加算 240単位/日
4)生活行為向上リハビリテーション実施加算 1250単位/月
5)移行支援加算 12単位/日
・デイサービスのみの加算
1)個別機能訓練加算 56単位/日
※利用期間と要件によって加算単位に変化あり。
事業所によって取得している加算も異なるので、一概にもこれらの加算がすべて金額に加えられるわけではありませんが、通常営業している状況でも週2回利用の標準的な利用者でも自己負担額が万単位で異なってくる可能性があることはわかります。
4.やはり金額に大きな違いがありますよね
改めて計算してみると、はやり金額的に大きな違いがありますよね。
ただし、同じ1万円でも人によってその価値は変わりますので、その方が裕福だった場合その金額は大きな額ではなかったかもしれません。
もしくは地域によっては、介護施設が限られていて選択肢が少ないということもあるかもしれません。あそこは〇〇だから嫌なんだ。あそこに〇〇さんがいるから行きたくないんだとかですね。
その反面、ここにずっとお世話になっているし知り合いも増えたし違うところに行きたいくないわって言う利用者さんもいるかもしれないですね。
もしくは、ケア会議という場で咄嗟にでてしまった言葉であった可能性もあります。どうしても緊張もするし、なにか答えなくてはいけないという思いがでてしまうこともあるかと思います。
介護報酬の流れとしても、通所リハの加算は期間限定(半年以降は減算など)が多くなってきており、通所リハでは病院退院後などで集中的にリハビリテーションを取り組んでいき、徐々にデイサービスへ移行していくというのが理想なのだと解釈しています。
しかし、その理想にはまだまだ様々なハードルがあるようです。
今となってはそのケアマネジャーの真意はわかりませんが、制度を正しく理解し利用者さんにとって有益なサービスを提供できるよう学んでいきたいと思います。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。