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#64 高齢者施設、利用料引き上げ !?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「高齢者施設の利用料の引き上げになってきている」ニュースについて紹介していきたいと思います。

高齢者施設、利用料引き上げ 物価高、管理費・食費に反映

物価高の波が高齢者施設に押し寄せている。特に民間の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で利用料の上げ幅が大きい。施設を選ぶ際は資金計画に余裕を持って検討したい。

一般に民間施設の月々の利用料には、まず家賃食費管理費などの月額利用料がある。介護度に応じた介護サービスの自己負担分と、医療費日用品などその他の費用もかかる。

民間有料老人ホームが値上げする場合、入居者や家族に対し運営懇談会を開いて説明し、都道府県などへの報告が義務付けられている。多くの人は契約時の費用がずっと続くと思いがちだが、物価高や人件費の上昇は、入居中でも料金に反映される。

公的施設でも値上げがある。特別養護老人ホーム(特養)などでは8月から月1800円程度、家賃に相当する居住費が上がる。光熱費など在宅の生活費の上昇を映したもので、24年度の介護保険の改定に盛り込まれた。来年8月には、在宅復帰を目指す介護老人保健施設(老健)と長期療養を目的とした介護医療院の一部で、入所者の負担が増す。

家賃や食費などが変わらなくても、月々の利用料は本人の状態によって膨らみやすい。FPの畠中雅子氏は「高齢者施設は入居時の費用が一番安い。徐々に介護度が重くなり高くなる」と話す。介護サービスの自己負担分(1~3割)は、介護付きは定額で要介護度が上がれば増える。一方の住宅型やサ高住は使った介護サービスの分だけ払う。一般に介護度が重くなればサービスの利用が増え、自己負担額がかさむ。入居が長引くと医療サービスを多く受ける可能性が高まり医療費もかさみやすい。

2024/06/29 日本経済新聞

利用者の具体的な話

容体の悪化に加え、値上げが痛かった」と話すのは神奈川県に住むAさん(72)。ひとり暮らしの兄(82)を4年前に同県の住宅型有料老人ホームに入れた。昨年春、光熱費などの上昇を受け、ホームから管理費と食費を合わせて月約1万7000円値上げすると連絡を受けた。公的介護保険で要介護3の兄は認知症が進み、同時期に食事を個室で取るように変えた。居室への配膳にすると1食あたり330円の費用がかかる。管理費と食費の上昇との合計で、利用料は月約20万円から25万円近くに上がった。兄のお金を管理するAさんは「移れる施設もないので値上げも仕方ない」と話す。兄の家を売ったお金がまだあり、本人の毎月の年金と合わせてやり繰りするという。

2024/06/29 日本経済新聞


労働年齢の人々は物価上昇に合わせて、賃金UPを目指しているが、高齢者(年金受給者)はそうもいかないところがあるでしょう。

物欲はもしかしたら、若い時よりも少なくなって使うお金は少なくなるかもしれないが、生活費や医療費は年を追うごとに増していくような状況ではないでしょうか。

お金の使い方、ため方、運用の仕方、関心をもって学んでいかなくてはならないと思いますね。


以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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