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#233 夏より危ない冬の脱水症!?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「冬の脱水症」についてのニュースを紹介したいと思います。

夏より危ない冬の脱水症 暖房で乾燥、感染症も原因に

気温や湿度の上昇で体内から水分が失われて起きる脱水症や熱中症。夏場だけだと思いがちだが、実は暖房器具の使用で室温が上がって乾燥しがちな冬場にも発症リスクが潜んでいる。特に感染症に脱水症状が加わると、重症化しやすい。本格的な冬の到来を前に改めて予防と対策が必要だ。

脱水症は体内の水分や塩分が不足している状態のことを指す。体温の調整機能が失われ、体内に熱がたまった状況では熱中症になる。脱水症は一般的に夏場に大量に汗をかくことで起きるイメージが多いが、実はリスクが高くなるのは冬場だ

特に注意しなければいけないのが乳幼児と高齢者だ。乳幼児は免疫機能が未発達で、感染症にかかりやすい。高齢者は成人と比べ体重に占める水分の割合が少なくなっているほか、喉の渇きや肌の体感機能が低下しがちで、脱水の状態に気づきにくい。

一般的に体重の5%まで水分が失われると軽度、5~9%程度の場合は中等度、10%以上の場合は重度の脱水症と言われる。体重あたりの水分量は成人の場合は60%だが、高齢者はもともと55%程度で、多くの高齢者は軽い脱水症状が出ている状態ともいえる。

脱水症の状態が悪化すると、腎臓への血流が悪くなり、老廃物をろ過できなくなり、腎機能が低下する。血液の水分量が下がることで血液の粘性度があがり心臓にも負担がかかる。

介護サービスを利用している場合は、家族がケアマネジャーに体調管理を相談することも脱水症のリスクを下げることにつながる。介護サービスを利用していない場合は家族が水分の摂取状態や室内(室温)の環境整備ができているか確認するのも重要だ。加湿器の設置やコップに水を入れたまま置くことなども有効な対策となる。

2024/11/30 日本経済新聞

 冬場はインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症が増えやすい時期であるため、体調管理には十分に気を使っていることと思います。

 デイサービスの中でも水分摂取は積極的に促していますが、気温と湿度にも気をつけています。

 やはり高齢者で体感温度が低く、いつも寒さを訴えられる方がおられたりするかと思います。
 また、立っているときの体感温度よりも座っているほうが寒く感じることもあるかと思います。

 高齢者の訴えを聞くことは重要な指針であると思いますが、それと同時に気温と湿度も同時に見ておくクセを付けておきたいと思います。

 現在は気温は20〜22℃前後、湿度は50〜60%を目安に調整しています。

以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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tatsuya@(通所介護×介護報酬)/理学療法士
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