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#195 高齢者、買い物楽しんで!?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「高齢者の買い物支援」についてのニュースを紹介したいと思います。

高齢者、買い物楽しんで 「スローショッピング」支援員が同行 外出促し引きこもり防ぐ

認知機能が低下した高齢者が自分のペースで買い物を楽しめる「スローショッピング」に取り組む地域が増え始めた。商品選びや会計などを手助けする支援員が付き添い、家に引きこもりがちになるのを防ぐ。認知症患者の増加が見込まれるなか、専門家は事業者や専門職が連携して外出を支えることが重要とみる

「これは買わなくていいですか」。10月中旬、イトーヨーカドー桂台店(横浜市栄区)を訪れた高齢女性にボランティアの支援員が声をかけた。商品の陳列場所やレジの使い方が分からないときに手伝い、献立を相談しながら食材を選ぶこともある。

同市はイトーヨーカ堂と協力し、4月から同店でスローショッピングの取り組みを始めた。毎月第3水曜日、事前に申し込んだ人の買い物に支援員が付き添う。加齢などによって認知機能に不安がある高齢者らが対象となる。

希望する本人や家族が申し込む。参加する高齢者は毎回5~8人程度で、地域を走るコミュニティーバスを利用して、自宅から店舗まで移動する。その間、地域に住むボランティアの支援員が玄関先まで見守る。

付き添う人がいることでゆっくりと商品を選び、買い物を楽しみやすくなる。会計に手間取っても後ろに並ぶ人を気にしないよう優先レジも設けた。買い物を終えた後は休憩スペースで参加者同士が談笑する時間もある。

スローショッピングは2019年に岩手県滝沢市で始まったとされる。発案した紺野敏昭医師は「認知機能が低下すると周囲に迷惑になると考えて外出の自信をなくし、引きこもりがちになる例がある」と話す。

三重県伊勢市、秋田県鹿角市など各地で広がりつつある。

22年に始めた鹿角市には参加者から「久しぶりに自分で買い物ができた」と喜ぶ声が寄せられている。市担当者は「心ゆくまで商品を選ぶのを見守ることが大切だ」と説明する。

厚生労働省の研究班が5月に公表した推計によると、22年時点で443万人いるとみられる認知症患者は30年に約2割増えて523万人になる。30年には認知機能が年相応より下がる「軽度認知障害(MCI)」も593万人になり、その後も長期的に増える見込みだ。

政府が15年に定めた「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」では「本人の意思を尊重し、住み慣れた地域で暮らし続ける社会の実現を目指す」と明記し、当事者視点の支援を重視する方針を掲げた。24年1月には「認知症基本法」を施行した。

スローショッピングなどの取り組みについて、小売店や公共交通機関など日常生活にかかわる事業者と介護・医療専門職などとの連携を促す仕組みづくりも求められる。

2024/11/06 日本経済新聞


介護保険を使用すると、ヘルパーを利用し買い物に行ってもらうことはできます。

しかし、本人ができないことは買い物ではなく、

”自宅からスーパーまでの移動だけ”

だったりすることが少なくないと思います。

自立支援の一つとして非常に重要なサービスであるかと思います。

あとは、

①利用者負担をどうするか。

②事業所の費用をどうするか。

③家族の理解をどうするか。

この辺りの課題を明確にしていくことが必要かと思いますね。

私自身も、事業としてとても興味深い内容であると感じています。


以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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tatsuya@(通所介護×介護報酬)/理学療法士
「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定が施設にとって少しでもプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!