113日目 一人で出来るモン!
娘スジ子は筋金入りの方向音痴である。
毎日の学校はさすがに行けるが、今行っている高校とは別の高校の入試の時、朝送ってやったら、帰り道がわからなくなり四時間もかかって帰宅してきた。道がわからないとLINEをよこしてきたが、方向音痴ってもうそこからダメなのな。どこにいる?って聞いても「コンビニの前」近くに何がある?と聞いても「クリーニング屋」。写真を撮って送って来ても何というか、目立つポイントもなければ信号機や電柱があっても見切れてて住所の部分が見えなかった。地下鉄や駅構内で迷った時も「◯番出口」の部分が自販機に遮られ見えなかった。
そんなわけなので部活でどっかに行く時は必ず現地集合ではなく誰かと待ち合わせ、学校から行くのであれば必ず先生の車に乗せていただいているのであった。どんだけだよ。先生すみません。部内でもヤバい奴、と認識されているため、誰もズルいとか言わないんだそう。
そんな娘に先日ピンチが訪れた。大会の場所に行くのに待ち合わせた先輩が寝坊して列車に乗り遅れたのだ。待ち合わせすら二人でなく三人以上必要か?
「やべえ!どうしよう」と言う娘に「信号見な!」と言うわたし。「信号ないよー」と言う娘に、「いや目の前に無くても、ちょっと行ったらあるだろ。遠くに見えないか」とわたし。
札幌は、端の方はそうでもないが、中心地は碁盤の目状になっている。ド中心なら遊びで通ったことがあるため◯◯デパート(仮)に向かって、とか具体的な名称が言えるが(それでもあやしい)、今回はあまり行った事のない場所。でも碁盤の目にはなっていた。
「あなたの行くところは◯丁目。イオンを背に真っ直ぐ、信号を見て徐々に数字が減って行くのを確認しながら歩け」
「おお!なんか行けそうな気がしてきた!」
そして十数分後。
「やったーーー!着いたぞーーーー!!」
ギリギリだが間に合った(因みに先輩は遅刻)。
と、親から見たら「クララが立った!」的ちょっとした感動を呼ぶ散歩?だったのだが。当たり前だが着いてゴールでは無く。俺たちの戦いはまさにこれから、なのであった。
①酢豚(冷食。パッケージに大戸屋と書いてた)
②ネギ大量厚焼き卵
③ミニトマト、レタス
④ご飯(日の丸)
⑤果物(柿)
弁当。美味しかったとのことです。
因みに。大会の日は外の公園?庭?で食べたそう。今はちょっと朝晩は寒いけど、日中はぽかぽかして秋らしい感じ。雨が降ってなくて良かったです。