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チルです。映画感想を残します。

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『若き見知らぬ者たち』が抱える構造的欠陥と、観賞中に退出した理由。

 筆者は内山拓也監督の前作『佐々木、イン、マイマイン』をとても肯定的に捉えたので『若き見知らぬ者たち』にも一定の期待を抱いて公開初日に見た。正確にいえば、10月11日公開の他の映画タイトルにさほど魅力を感じなかったため、結果的に優先順位が高くなった。  いざ『若き見知らぬ者たち』に向き合ってみると、主人公(30歳前後の男性)が、認知症になった母親を介護する苦労が次々と積み重ねられていく映画であると分かる。そういう物語を見せられる映画だ。笑える要素は完全に排除されているので、

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