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トランプ大統領、共和党と同性愛者は既に融和、和解しつつある
「肉屋を支持する豚さん」保守を自称する同性愛者は、多かれ少なかれこう仲間内からはこう見られがちだ。
しかし時代は変わる。アメリカでは、LGBが積極的に共和党を支持するようになり、また共和党側も同性愛者を政治の仲間として受け入れつつある。
「性別は二つ」発言の真意
トランプ大統領の就任式に発言された、この発言が日本でも物議をかもした。
日本のメディアの中にはこれを性的少数者全体へのとして報道する所があった。
しかしこれは明確なフェイクニュースと言い切れる。何故なら、トランプ大統領はLGB(同性愛者)には一切言及していないからだ。
彼のスピーチ、大統領令を見る限り、LGBTQ+に直接関係があると考えたものを抜粋した。
性別は男・女の二つとすること。これは産まれ持った身体的性別に基づいて決定する
女性トイレ、競技、その他全ての女性スペースから「男性」を締め出す
性転換のために必要を保険適用から外す(就任前の演説の内容であり、これからの実行となると思われるが)
DEIを推進する部署を廃止、またこれを掲げる州への補助金を停止(アファーマティブアクションの停止と、これらの思想を教育現場から追い出す事が目的の一つと思われる)
上記を見てわかるが、同性愛者の基本的人権に影響がある施策は一切ない。同性愛者を弾圧する内容は一切見つからなかった。(もし私の見落としであれば、直近の彼のスピーチかホワイトハウスの資料で教えてほしい。)
なぜ、トランスジェンダーだけ狙い撃ちで政策を変更する必要があったのか。
子供を守りたいという超党派の思い
2010年のオバマケア成立以降、性転換手術及びホルモン治療の価格が格段に安くなり、子供にも容易に投与されるようになった。
以降、教師、学校を出入りするLGBTQ+活動家、セラピスト、全ての人間が些細な事で子供を性転換へと誘導していく。
「心の性別は多様」なのだから、少し女の子っぽい男の子はトランスジェンダーかもしれないし、思春期の身体の変化に違和感を感じる女の子もそうかもしれない。
この様な些細な理由で子供を性転換治療へ誘導するため、ある日いきなり子供が親にトランスジェンダーカミングアウトすることが急増していく。
親も反対することが出来ない。悩んでいる子供に出来るだけ寄り添ってあげたいのが親心だし、もし「慎重に考えて欲しい」という全うかつ穏便のメッセージを送っても、「トランスフォビア」として糾弾されるリスクを負うからだ。
しかし子供にホルモン治療という不可逆なダメージを負わせる所に誘導する行為は忖度なしに言って児童虐待である。この当たり前のことを公然と言いづらい、もしくは言えない状態が、米国では10年以上続いていたようだ。
詳細の説明は下記の資料に譲る。これらはもちろん制作者/著者の視点に基づいた内容であり、100%鵜呑みにする必要は無い。しかし、それでも社会システムとして何かがおかしかったのは確かだと分かるだろう。
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(英語が分かる方であれば):
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結果として、トランスジェンダーの子供が5%を占めていたり、LGBTQを自称する子供の割合が25%になる学校すら生まれる状況となる。これは、誰がどう見ても何かがおかしい状況と言わざるを得ないし、大人の不適切な介入を原因として見出すのは容易いだろう。
この様な状態は、弱者・マイノリティへの支援を是としている民主党支持者からも子供への性転換治療だけは方針を変えて欲しいという考え方を主流にした。
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引用元:NYTの意識調査: https://static01.nyt.com/newsgraphics/documenttools/f548560f100205ef/e656ddda-full.pdf
この様な背景から、LGBTQ+という思想が反社会的要素を含んでいるという意識が米国中で少しずつ浸透していき、2024年にはトヨタなど、複数のプライドパレードスポンサー企業が炎上で降ろされてもそれを黙認する流れが出来ていた。
LGBだって「子供虐待」に反対である
繰り返すが、子供の身体に不可逆な変化を起こす治療を安易に勧めていく行為は虐待である。
LGBTQ+の活動家も介入して生まれたこのいびつな状況を望んでいない同性愛者の当事者も少なくなかった。
そこで出来た団体の一つが「Gays against groomers」だ。
Xのアカウントを見ればわかるが、非常に多くの共和党支持者のフォロワーを集めている。この団体の設立は2022年となっており、何年も前から共和党との協力を探る動きがあった事が分かるだろう。最も守るべき弱者である子供を守ろうというメッセージを徹底して発信し続けている。
大統領就任式前夜に示されたLGBと保守派の融和の象徴
この様にトランプ大統領が当選した背景として、同性愛者の支援が少なくない役割を果たしたのは想像に容易いだろう。
結果として、国民的グループVillage Groupにが「Y.M.C.A」の歌で就任セレモニーを祝う事になった。
日本で例えるなら、「安倍マリオ」の立ち位置に同性愛者が入っているような状況である。しかもかつて政敵であった大勢の支持者の前でそれを行っている。
*念のため補足すると、Village Peopleは同性愛者を主として構成されるグループで、英語版のY.M.C.Aは発展場の隠語である。ポピュラーとはいえ、「発展場いこうぜ」という歌詞が大統領のセレモニーで歌われるという、字面にすると結構凄い状況だ。
もちろん彼らは何年もの共闘があった上で融和の象徴として選ばれたのであり、決してただの大統領の気まぐれではない。
「俺らはそれぞれ違う世界で生きてるよね」「それはそれとしてお前のこの歌俺も好きなんだよね。皆で踊っていい?」
トランプ大統領は、その圧倒的なカリスマによりかつての政敵との融和を進めてしまったのだ。
少なくとも彼の任期の間、同性婚が撤回されることはないと言っていいだろう。
彼らは「DEI」という政策を支持していないかもしれない。しかし、これは形は違えど間違いなく人間味の籠った寛容である。少なくともこの瞬間、共和党と同性愛者というかつての敵同士のグループが間違いなく一つになっていた。
米国を参考に予測する日本の未来
さて、日本を見てみよう。率直に言うとLGBTQ+活動家による児童虐待は日本も他人事ではない。アメリカと同じような条件が揃いつつある。
既に彼らは教育現場に頻繁に出入りしている。YouTubeでも得意げにそのことを語るドラァグクイーンがいるようだ。彼らは、ジェンダーは2つに限らないという事を教えているし、それを取り入れた教科書も出現しつつあるようである。
筆者の意見では、LGBTQ+に関わらず、教育者としての資格のないものは教育に積極的に関わるべきではない。自分が「性的少数者」であることは、子供を正しく導ける事と必ずしもイコールにはならないはずだ。
ドラァグクイーンが学校に出入りするのは、派手な格好をしたホストの方が学校で子供に自分の職業がいかに誇らしいかを語るのと違いを探す方が難しいかもしれない。
勿論職業に貴賤はないが、わざわざ学校で語る内容でもない。本来、夜の街でLGB同士で楽しむためにパフォーマンスをするので良いのだ。
ここ数年、日本でのトランスジェンダーのポリコレパワーは右肩上がりになっている。上記で紹介したアメリカの状況を伝える本も、発禁となりかけている。また、法律や裁判所の判断もトランプ政権前のアメリカを追従するような判断が次々出ている。
米国の様に子供を優先して守るべきという、当たり前の事が言えない世の中になる可能性はあるだろう。
「性転換手術やホルモン治療の保険適用、無償化」「未成年への適用」
これらの条件が揃った時、取り返しのつかない児童虐待がわが国でも起こってしまうかもしれない。
(ちなみにアメリカでは未成年に性転換としてホルモン停止剤を投与するのは本来承認されていないはずだが、何故かカジュアルに投与されていたようである。)
筆者の肌感では、もしかしたらこの話はほとんどの日本のLGBにとってピンとこないと思っている。
それでも自分らを代表する肩書を持っている人々が大切な子供たちの身体に不可逆な治療を施す行為に加担してしまうかもしれないという事は頭に入れておくべきだ。
「女性、子供もいる公道でプライドパレードをするなら服を着よう」この常識的な指摘は確実に誰かが何度もしているはずで、しかし主催者側がリーダーシップを発揮してそれを是正しようとする動きが無い。
我々は「子供のありのままの自由な意思決定を尊重し、大人は介入するべきではない」という至極当たり前のことも指摘するべきだ。
もし我々の肩書を使用している人たちがそれを聞き入れないようであれば、米国のLGBと同じようにその様な人と距離を取る事も選択肢に入れるべきだ。虐待に加担する人と同じ穴のムジナとみられることは絶対に避けなければならない。
本来違う世界で生きている世間の人たちと、それでもお互いの共通点となっている事を見つけて楽しく融和する。筆者はとても大それた人間ではないが、もし自分が[I have a dream]の演説をする機会があるとすれば、それは間違いなくトランプ大統領の就任式前夜に示されたY.M.C.Aで盛り上がっている光景を浮かべながら行うだろう。
おまけ
2025/1/27現在、このnoteで紹介した[Gays against grommers][The War on Children] の公式ページはGoogle検索の上位に直接表示されないことがあるようだ。
・日本語検索
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・英語版
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追記:トランプ大統領は第一期から「同性婚については最高裁で決まった事だから今更ひっくり返す気はない」で言動が貫徹しているっぽいです
もう少しラディカルな考えを持っている人は共和党員にいるので、どちらかというとトランプはそれを上手く宥めている所があるのかなあと思います