今日はもう頑張らない、休むと決めて、明日、また朝が来ることを考えない

前向きになるために「こうできたらいいな」、「こうなれたらいいな」という目標を作る
でもそれはいつの間にか、胃袋が引き攣れるような重苦しい不快感となって襲い掛かって来る
最初の気楽さは消え失せ、頭も心も不安と焦燥で埋め尽くされてしまう
「こうしなければいけないのに」、「こうならなければいけないのに」
深刻にならないようにと、ただでさえ控えめに打ち立てた小さな小さな目標なのに
馬鹿なのだ　
能力がないくせに成果を急いでしまう
ただ一途にやればいいものを　わざわざ余計な事を考えて、複雑にして
見合った努力も出来ていないくせに成果だけは期待して、厳しい現実から返り討ちに遭う
金魚すくいの網よりも脆く出来ているわたしの心はあっさりと張り裂けてしまう　
微笑みをたたえて両腕を広げる無力感に、抱きつくように倒れ込む
こんなこともできないのか　
でも、だって、こんなことをしたところでなんになる
情けない姿に失望し、立ち去っていく私
一度だけ振り返ったその瞳は泥水のように濁り、その奥底には凍りつくような軽蔑が重く沈殿していた
どうして、いつからこんな人間になってしまったのか
苦労とも思わず努力が出来て、それに見合った成果を当たり前に受け取っていた頃の自分
そんな昔の面影さえも、上手く思い出せなくなってしまった
腐ってふやけた魚の死骸のように、生ぬるい無気力の中にプカプカと浮かんでいるわたし
私に見捨てられたわたしは、悲しくて悲しくて
自分を殺したくてたまらなくなる