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「ありのままで」の考え方


数年前、「アナと雪の女王」の映画がヒットしたときに、印象深かったのがヒロインの一人エルサが歌う「ありのままで」の歌でした。氷の魔力を生まれつき持つエルサが、自身の解放、自分への肯定を得た時に歌う、高らかな宣言にも思えるその曲は、一時期テレビでたくさん流れていたので、よく覚えている方も多いと思います。
一方で「ありのままで」あることに警鐘を鳴らす人もいます。それは意外にも女装家のミッツ・マングローブさん。二年前「週刊朝日」の連載に書かれた不登校ユーチューバーへの論評には、個性とは欠陥と書き、なんでも人のせいにしない、個性と折り合いをつけることを学ぶのが学校、と書いています。

私たちが「煩悩に振り回される自分」を自覚することで得られることとは、「ありのまま」が怠けにならないための自覚なのかもしれません。


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