こんなに身近だったの!? 電気火災が増えている理由と対策まとめ

寒い季節、暖房をつけて部屋をあたたかくするのは日常ですよね。でも、その裏で増加している「電気火災」についてご存じでしょうか？

「電気火災」と聞くと、あまり馴染みがないかもしれませんが、実は家庭内のコンセントやコードが原因で火事になるケースが年々増えています。この記事では、その原因や簡単にできる対策についてわかりやすく解説します。

電気火災の現状とは？

総務省消防庁によれば、電気火災は2013年の約1,400件から2022年には2,000件以上に増加しています。住宅火災の原因の中でも上位に位置しており、特に約7割が使用者の不注意に起因しているとのことです。

特に注意すべき「電気コード火災」

都内では2023年だけで377件の「電気コード火災」が発生し、過去最多を記録しています。以下の3つの原因が特に多いとされています。
1. 短絡（ショート）
コンセントとプラグの間に金属クリップやヘアピンが挟まることでショートし発火。
2. 接触部の過熱
プラグが変形していると抵抗が増え、過熱して発火。
3. トラッキング
プラグ周りに溜まったホコリが湿気を吸い、放電・発火する現象。

簡単にできる電気火災の予防法

1. コードを丁寧に扱う
• 踏んだり曲げたりせず、使用中に熱がこもらないよう配慮しましょう。
• コードを抜くときは必ずプラグ本体を持つ。

2. プラグやコンセントの掃除・点検
• 定期的に乾いた布で拭き、ホコリを取り除く。
• ゆるみや変形があれば専門家に交換を依頼する。

3. 電力の使いすぎに注意
• 電源タップの容量を確認し、大電力の家電を同時使用しない。
• たこ足配線は避ける。

火災警報器で早期発見を！

特に夜間は発見が遅れることが多い電気火災。住宅用火災警報器を設置することで、煙や熱を感知してアラームが鳴り、被害を最小限に抑えられます。

もし電気火災が起きたら？
1. 電気を遮断し、通電を止める。
2. 電気火災対応の消火器を使用する。
3. 必ず消防へ通報を！

万が一に備えた火災保険の見直し

火災保険がどこまで補償するかを確認しておきましょう。設備や家財も含めた補償範囲をチェックするのがポイントです。

まとめ：ちょっとした対策で大きな安心を

電気火災は、簡単な手間で予防できます。「プラグやコードを清潔に保つ」「容量を守って使用する」などを習慣化し、寒い季節でも安心して暮らしましょう！

今日から始められる小さな工夫で、大きな安全を守りませんか？