ICLで世界が変わった。
朝、目が覚めたとき
世界がハッキリ見えたらどんなに幸せだろう。
コンタクトレンズを入れたまま寝てしまった翌日は夢が叶った気がする。
でもその次の瞬間、目に張り付くレンズによって夢だったと気付かされる。
このnoteはそんな私の夢が叶ったお話。
ICL手術を決意した理由
2024年12月、人生で初めての手術を受けた。
ICL (Implantable Contact Lens)
簡単に言うと、目を切ってレンズを入れる「眼内コンタクトレンズ」
角膜を削らないためレーシック手術と異なり、見え方の質が高いという特徴らしい。
私は小さい頃から視力が悪く、小3の頃にはメガネをかけていた。
どんどん視力が低下し、レンズは「牛乳瓶の底」といわれるような厚さになっていった。
中3の頃からコンタクトレンズに変えた。
10代の頃からレーシックに興味はあったけど、費用が高いし、怖い。
それに、若いうちに受けてもまた視力が低下すると聞き、「大人になってからやろう」と思った。当時19歳。ほぼ大人。
そんな私が30代になり、ICLを受けようと決意したのは友人の勧めだった。
「絶対大地震くるじゃん、被災したら裸眼じゃ生きていけない!」
その子はICL手術を受けて、快適に暮らしていた。
ただ「目が良くなりたい」しか考えていなかった私にはその考えが大きく刺さった。そしてICLを決意するには充分すぎる理由だった。(これを思いつかなかった私は頭が悪いと思った。)
それでもやっぱり怖いし、少し調べてみた。
<メリット>
・メガネ、コンタクトが不要になる
・被災時も裸眼で生活できる
・長期的に視力を保てる可能性
<デメリット>
・手術費用が高い
・感染症などのリスク
コンタクトレンズの度数が「-7.50」の私にはメリットのほうが大きいと感じたので、手術を決意した。
今年の自分へのクリスマスプレゼントは「視力」。
約50万円、高いお買い物だ。
手術前検査
手術を受けることを決意した私は友人に
「品川近視クリニック」を紹介してもらい予約した。
(紹介制度があるので紹介した人、された人、どちらもお得!)
ICL術前検査にはコンタクトの使用制限がある。
最低3日間のメガネ生活が必要。(ソフトコンタクトレンズの場合)
メガネのレンズは度が強いので目がとても小さく見える。
メガネ姿で出社するのがとても嫌だった。
でも、時折メガネを外して全てがぼやける世界を少し楽しんでいた。
この世界が見えなくなってしまうのが、少し寂しかった。
術前検査日
場所はJR有楽町駅(東京メトロ銀座駅、日比谷駅からも行ける)
OIOIの横のドアから入る。ちょっとわかりにくいかも。
持ち物
・保険証、身分証(住所がわかるもの)
・メガネ
・紹介チケット
・化粧はマスカラNG、アイメイクは控えめ
※瞳孔が開く目薬をするので、検査後はスマホPCなど手元が見えづらくなるので注意
(仕事を午前休にして検査しようとしたけど、検査後にPC見るのはやめたほうがいいと言われて仕事が休みの日に予約した)
検査の流れ
眼圧、風が出てくる検査
「赤と緑どっちがハッキリ見えますか?」のやつ(いつも分かんない。)
視力検査(自分の「効き目」も教えてくれた。)
個室に移動して、料金や感染症などの説明
レーザー少し気になったけど予算オーバー
この頃から、スマホの画面が見えづらくなった。(裸眼なら見えた)医師の診察
ドライアイの検査
先生が当てるライトが眩しすぎて泣きそうになった。
「乱視入れなくても、日常生活はできるようになりますよ。」
検査技師の人にもお医者さんにも言われた。
0.1未満なのは知ってたけど、乱視も結構強いらしい。
(メガネは乱視補正してるけど、コンタクトは近視のみ)
自分の裸眼が日常生活できないレベルであることを知った。
検査は多分これで終わりだったはず。
レンズ代19万円を先に支払う
最後に会計、レンズの発注をするために19万円を支払う。
(この後キャンセルした場合、このお金は戻ってこない。)
残金は手術日に支払い。
同意書などの書類と一緒に「目薬」を渡されるのでなくさないように気を付ける。
終わってからも数時間はピントが合わない感じ。
遠くは見えるけど、手元が本当に見えずらかった。
手術当日
前日まではコンタクトOKだけど、当日はメガネで来院。
(3日前から処方された目薬をさす。)
服装も指定あり。
NG :セーター、フード付き、タートルネック、静電気の起きやすい衣服、毛玉の出やすい衣服
冬場だったので服装気をつけた。
受付をして、この日も検査から。なんかいっぱい目薬さされた。
検査後に目薬を渡されて、10分おきにさすようにいわれた。
(瞳孔をひらくやつ)
先生の診察では、
「手術中はライトが3つあるから、その真ん中を見ててください。」
という説明をされた。
診察後は会計。残金の支払いを済ませてこの後の流れを説明された。
お手洗いを済ませ、ロッカーに荷物をしまい、術前待合室へ移動するとのこと。
術前待合室ではメガネを預かられる。もう何も見えない。
紙の帽子を被らされ、名前が呼ばれるまで定期的に目薬をさされる。
手術室前に移動。
手術室前の廊下の壁際に椅子が並んでいるので、座って待った。
何も見えない。前にいるのが人なのか、物なのかもわからない。
この視力で生活するのはやっぱり無理だ。手術頑張ろう。そう強く思った。
そして、ついに手術室の中に呼ばれる。
看護師さん?に連れられて手術台(椅子)まで歩いた。
手術開始
歯医者みたいな椅子。リクライニングされると眩しい光が見えた。
でも、先生が言ってた「3つの光」には見えない。
私の視力では大きな1つの光にしか見えなかったので、とりあえず真ん中を見てた。
目の部分だけ穴の空いたものを顔にかけられて、片目を塞がれて、目薬をさされる。麻酔なのかなんなのか、わからない水が延々と目に入れられる。
なんか機械音もする。
(ああ、これで今、目を切ってるのかな?)
目をぐりぐり押される痛み。でも耐えられるレベル。
また目にたくさんの水が入れられる。
数分我慢するとあっという間に終わり、反対の目も同様の手術をする。
片目5分もなかったと思う。
この手術で私が一番痛かったのは、
まつ毛の上に貼られたテープをビリッと剥がされたとき。
思わず「痛っっ!」と声が出た。
だからか、反対側はそ〜っと剥がしてくれた気がする。笑
手術後
手術が終わったら、もうさっきまでとは別世界。
すべてがハッキリ見える。
手術台のライト、3つあった。
手術室を出て、廊下に並んだ椅子を見て、泣きそうになった。
本当に、視力が回復したみたい。
手術後は休憩室へ案内されて、30分くらい目を休ませてもらえる。
1週間つける透明な保護メガネと、夜寝る時用の眼帯、
目薬3種類を"1時間おき"にさすように言われて渡された。
術後もまだピントが合わないので、LINEやメールは難しい。
迎えを呼ぶなら電話がおすすめ。
これで手術はおしまい。帰って平気。
つぎは翌日検診、1週間後検診、1ヶ月後検診…
ちなみに、このnoteを書いているのはまだ術後数週間。
現時点での視力は、【 両目0.1未満 → 右1.5、左1.2 】
乱視も改善されていて(これは戻るらしい)、人生で一番視力がいいと思う。
ICL手術を受けて大満足
もし、あなたが「裸眼で生活できないレベルの視力」なら、
私はICLをおすすめします。
もっと詳しく聞きたいと言う方はお気軽にご連絡ください。
品川近視クリニックなら紹介割もあります!たまたま読んで下さった方もコメントいただければ紹介します。(レーシックも可)
ICLを受けた今の私は、
朝、目が覚めたとき、
時計が、部屋の小物が、カーテンが、隣で寝ている人の横顔が、すべてがハッキリ綺麗に見える幸せを日々感じています。
あなたにも、この幸せを感じてほしいです。
p.s.
このnoteのトップ画像、まるで私の手術前の裸眼(背景)と、手術後の裸眼(タンポポ)
そう思って選びました。