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「学ぶ」とは「真似ぶ」こと

「真似ぶ」って何じゃい!と言われそうだが、学ぶことは真似(まね)ることと同義だと思う。僕も人から聞いただけだが。

無論、それには異論もあるでしょう。いい事です。

でもまあ、今日は上の考えもあると言う仮定で話を進めてみたいです。

仕事では先輩の動きを目で見て盗むこと。サックスでは"憧れのサックス奏者"を持ち、かくありなんと練習すること。

"真似すること"こそが、"学ぶ"ということの本質。

学ぶの語源からしてそうなのだ。

ゼロから築いて行けなどとは誰も一言も言っていない。なりたい理想像を持ち、自信を持って掲げて出来る範囲で真似して行けばそれで良いのでしょう。

剣道には「守破離」という言葉があります。

真似するというのはこの、"守"という段階に当たるかと思います。師匠の教えに忠実に則るという姿勢です。

なりたい理想像があるのは幸せな事です。脇目も振らずに理想を掲げて近づこうと努力すればいいだけなのですから。

そういう理想を持たずに進む人と比べると効率のいい事この上ない。そう僕も思います。

ジャズを身近に感じていた学生の頃、なりたい自分は同大の先輩でした。社会人になり、エリック・マリエンサルさんやデヴィッド・サンボーンさんの演奏にヤラれて、いつかは自分もそうなりたい!とマウスピースやリードのセッティングを近づけてみたり(まるまんま真似ではないが、かなり意識してました)していましたし。

今でも憧れですが、今はまんま崇拝している訳でもない。彼らを目標に掲げてはいますけど、真似したいのはその音色と歌心と絞っています。

それより「自分に正直に、素直に、音楽に対して楽しんで向き合えているかどうか?」が今は重要です。

剣道で言うなら「破」とか「離」ですかね。

まんま真似するのではなく、自分らしさも加味して、とでも言いましょうか。

楽器をしてらっしゃる方は「敬愛するミュージシャンやプレイヤー」の姿を。仕事や学校では「なりたい先輩」の姿を。人を束ねる立場の方なら「こんなリーダーが欲しかった」てな姿を掲げて前に進むと効率が良いように思います。

自分はこうなりたい、を公表しちゃってもいいかも知れません。かっこ悪くなんてないですから。

noteをしてると、読みごたえのある素敵な記事を書いているのは僕より年上の方が多いように思います。まあ均して考えればその気があるかなと。年下でも素敵な文章を書かれてる方もたくさんおいでになります。

僕は職場では「年嵩のある新人」というポジションで、かくありなんと思うのは年下の先輩です。いずれにしても憧れは持つようにしています。

おお、脱線しかけたので話を元に戻します。

なりたい姿を掲げるのはタダです。それで色んな事が好転するというか楽になるのですから、憧れを持つのは理に叶っていると思います。

何かをスタートするのに遅い、という事はないでしょう。そりゃ早いに越した事はないでしょうが、モノには「はじめ時」ってものがありますから。やりたい!と思った時がはじめ時と僕は考えます。

個人的には人生いろいろ経験してきて、その上でなおサックスを始め楽器をやりたい!と一念発起されて楽器を手にした(それもまあ安くないグレードの楽器を購入されて僕は「すげえ行動力と太っ腹な決断力!」の一言なんですけど)人たちの力に少しでもなりたいんです。

楽器もあれこれ経験してからの方が良い音で鳴ってくれるように思いますしね。

世の中年ミュージシャンに幸あれ!なんて(*^^*) さー、今日はこのあたりにしよう。ピアノでも弾くかな、オリジナル曲の作曲でもすっか(笑)




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