ジャズ屋だもの セッションがしたいです
なんて題してみました。そんなにかしこまらず緩くセッションがしたい今日この頃。何も今日始まった訳じゃなくて、この1年自重してただけで、心の奥底ではいつでもその気持ちはあるんです。
ジャズやるんだから即興演奏がしたい、心ゆくまで。でも、アルトサックス1本でアドリブやってても「何やってんだアイツ」と生暖かい視線をもらうことは想像に難くないです。
やっぱ、他の楽器と合わせてみてはじめてカタチになるというもの。
欲しいのはドラム、ベース、ピアノ、ギター。いわゆる「リズム隊」の面々です。
リズム隊の皆さんが作ってくれる即席のステージがあって、はじめてサックスとか管楽器は光ると僕は信じて疑いません。
リズムセクション様様です(笑)
またそういう事を書くと、「リズム隊にばかり色目使いやがってあのアルトサックス吹きは」と陰口叩かれるかも知れませんが、それでもいいでしょう。
管楽器なんかを担当するフロントマンは所詮リズム隊の皆さんが拵えてくれた舞台の上で踊るだけの存在だと僕は思っています。フロントマンが輝けるのも全てリズム隊が世界を作ってくれたからです。
じゃあフロントマンに対して何も感じないのかと聞かれれば、答えはNOです。同業者として尊敬しますし、交代交代で互いに影響を及ぼし合いながら共にステージを作っていく仲間として捉えています。
ジャズはクラシックと違って"作曲者の意図を再現すべし"とか"かくありなん"って理想形がないジャンルでもあります。根底にあるテーマさえ統一出来てれば、何をしても許される。
斬新な切り口で行けば「独自の解釈」として評価されたりします。自由万歳!
そういう大らかで懐の広いところが、僕がジャズに足の先から頭のてっぺんまでどハマりした要因のひとつとなっていることは確かです。
これからジャズを演奏したり取り組もうとしている方は、ぜひ『ひとと違う自分』や『持てる個性』を大切に表現して貰いたいと思います。偉そうなことを言わせて頂けばの話ですけど。
違う切り口での解釈に対してジャズほど寛大で歓迎ムードで接してくれる音楽もそうないでしょう。
無論、テーマという大きな流れをしっかり踏襲し、音楽理論という音楽屋の共通言語を大まかにでも把握した上で、アドリブの腕前や、楽器を自身の片割れのように自在に使いこなす能力が必要だったりと、参加する初期参入の壁はかなり高くて厚いですが、その壁の高さや厚さが一度ジャズに参加してしまえば自身を守る盾にもなれば、攻め込む際の心強い武器にもなります。
どうですか? 参入障壁こそ高めですが、参入した暁にはエキサイティングで活き活きとしたジャズの世界があなたを待っていますよ♪
楽しいこと請け合いです。一緒にステージに立ちませんか。
音でのコミュニケーションというか会話を経て作り上げていく音楽の世界は新鮮ですよ、きっと!
あー、書いてたらセッションしたい気持ちが抑えらえなくなってきた。誰か僕と遊んてくんないかなー。
さて、今回はこのへんで。
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