「海が見たい」と言ったので
「海が見たい」と僕が言ったので、海を見に行くことになりました。
ぷらすです。
事の起こりは先日。
突如「あ、海が見たい!」と思ったんですが、別に1人で車を走らせて行くほどの熱量でもなかったので、その時は特に大ごとに発展する事もなく収まったわけです。
北海道が四方を海に囲まれている事もあって、本州の方は北海道全土を「海鮮王国」のように思われているかもですが、北海道と一口に言っても結構な大きさなので僕みたいに内陸、というかほぼ真ん中あたりの市や町在住の人間は、感覚的には「海なし県」の人とほぼ一緒――だと思うんですね。
ちなみに、僕の住んでいる旭川市から一番近い海沿いの町は留萌市で、車で大体1時間30分程度でしょうか。
で、それから2・3日経って、友人とのお喋り中にふと「そういえば……」と、海を見たいと思った話をしたら「じゃあ、行こうか」という話になり、昨日、留萌市増毛町までドライブに行ってきました。
午前10時30分くらいに出発し、先月末フラフラになりながらチャリで行った深川の手前から道を折れて、深川から留萌に続く無料の高速道路を走って、お昼過ぎに留萌の道の駅に到着しました。
道路を挟んで向かいは、もう海でしたよ。
道の駅の横にはプレハブのお店が数件建っていて、土産物や特産品を売っていました。
というわけで、僕は早速ピスタチオ味のジェラートを購入。
そして友人は、
留萌名物?「数の子ジェラート」を購入しましたよ。勇者!
留萌はニシン漁で栄えた町なのでニシンの子供である数の子も名物なのです。
ニシンと数の子メインの「親子弁当」も販売しているテナントもありましたよ。
ちなみに数の子ジェラートの味は……、まぁ、不味くはない…かな?
さて、道の駅で一休みしたところで、お腹が減ったのでお昼ご飯を食べに行こうということになり、そのまま海岸沿いの道を下って増毛町に向かうことに。
留萌に向かう道すがらはカンカン照りだったのに、ついた途端曇り始め、そして車で走り出してものの数分も経たないうちに雨が降り始める始末。
日頃の行いが悪いのかなーw
さて、そうこうしてるうちに増毛町に到着。
増毛町はお酒好きの人には有名かもですが、「国稀酒造」と甘えびの町。
あとは、高倉健さんの「駅 STATION」のロケ地の建物など、歴史的建造物が歩いて見られる範囲に集中しているし、「国稀酒造」を中心にいわゆる”観光地”がキュッとまとまっているので、非常に見やすいんですよね。
で、僕らは国稀酒造の向かいにあるラーメン屋「麵屋田中商店」で昼食を取りましたよ。
地元で獲れる甘えびでダシを取った「甘海老ラーメン」や「国稀酒造」の酒粕をスープに使った「酒蔵ラーメン」が売りのお店で、僕は甘海老ラーメンの味噌味を食べたんですが、スープからがっつりと海老の風味がしてとても美味しかったですねー。そしてお腹が空きすぎてラーメンの写真を撮り忘れていましたねーw
で、その後すぐ近くにある地元・古村農場直営するお店「ふるふるトマト」で、「古村農園いちごソフト」のミックスを食べましたよ!
見えにくいかもですが、いちごソフトは自家製で香料・着色料などは使っておらず、いちごの甘酸っぱい味とミルクの濃厚な甘さが交じり合って超美味しかったですよー(´∀`)
で、お次は写真でソフトクリーム越しに見える「国稀酒造」に。
歴史を感じる建物でしょう?
中には地場産品を扱う売り場スペース
国稀酒造の歴史が分かる展示スペース。
蔵の見学と作られた日本酒や焼酎が試飲できるスペース。
映画「駅 STATION」のロケ地などを紹介する展示スペースなどなど。
ある意味で、「国稀酒造」自体が酒蔵であると同時に増毛町の道の駅的な役割も果たしているんですねー。
酒造りに使われている地下水も飲むことが出来ます。
そんな感じで飲んで食べて大満足の増毛町だったんですが、「食べてばっかで、肝心の海見てなくね?」ということに気づいた僕たちは、帰り道の途中で増毛漁港に立ち寄ってみました。
留萌→増毛の道中で友人と「あんまり海の匂いがしないね」と話していたんですが、それは僕らが子供の頃に体験した、海水浴場のそばに漁師さんの家が沢山あって漁で使った網とかを干したりしてた、あの磯臭い匂いが、住環境や街づくりの変化で消えて行ってるということだと思うんですよね。
でも、ここはさすが漁港。
子供の頃に嗅いだあの磯の匂いがふわりと鼻腔をくすぐって、昔の記憶が蘇りましたねー。
あ、ちなみに先日、自転車では辿り着けなかった深川市の道の駅にも帰り道で寄ってきましたよーw
というわけで、「海が見たい」と言ったので留萌の海に行ってきたの巻でしたー!
ではではー(´∀`)ノシ