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4年ほど戦ったLSILとの決着

あれは2020年の秋のこと。

軽い感覚で受けた【子宮頸がん】検査で
『要検査』の結果を目の当たりにした。

当時、41歳。


え?癌…?死ぬかも…?

自分の命の最期を想像したのは、これが初めてだった。


そして。
詳しい検査を受けたところ


『LSIL CIN2』
という、結果が出た。

LSILとは、軽度扁平上皮内病変のことを言う。
子宮頸部の表面の細胞に、軽度異形成がみられる状態。

CIN2とは中等度異形成のことで
子宮頸がんの前がん状態の病変であり
ほとんどが自然治癒するらしい。

けれど、経過観察中にCIN3という高度異形成に進行する可能性や、自然消滅しない可能性も。


そして。
この結果を受けて、更に『コルポスコピー』という検査をしなければいけなくなった。

その時の私は
頭の中がぐるぐるしながらも。
必死に『コルポスコピー』をGoogleで検索していた。

そこには、このように書かれていた。


コルポスコピー検査は、子宮の頸部を拡大鏡(コルポスコープ)で観察して、異常を調べたり、組織を採取したりする検査です。子宮頸がんの精密検査として行われます。


実際に検査を受けたところ…

コルポスコピー検査とは、麻酔を一切使用せず
パチン!パチン!と、組織を切り取られる検査だった。

あまりに痛過ぎて、検査後、病院のベッドを借りて休む程だった。


経過観察と定期検査


あれから4年。

『LSIL CIN2』と診断されて、
コルポスコピーも何回か受け、その都度、CIN2とCIN1を行ったり来たり。

良くなったり、悪くなったりを繰り返していた。


ところが。
2024年末に受けた検査で。

NILM(異常なし)
⇒細胞の異常がみられない状態のこと

との結果を受け。

これからは、1年に一度のペースで定期検診をすれば良い、との診断が出たのだ。


え?癌…?死ぬかも…?

と、胸がざわついてから、4年もかかったが。
手術をすることなく、自然寛解したのである。


命の尊さを改めて想う




45歳になった、今。
生きていること。
あらゆる人に生かされていること。

そのことに感謝しながら。

この経験が悩んでいるどなたかのエールになればと。

強く強く願っている。



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