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【書評】 ニャロメのおもしろ●●●

わかりにくいタイトルでスミマセン。
古本を買いましたという投稿です。

タイトル画像の通り、赤塚不二夫氏の漫画です。
ただし氏の本筋であるギャグ漫画等の単行本ではなく、科学系の解説漫画です。


ニャロメのおもしろ宇宙論

右側「ニャロメのおもしろ宇宙論」の方は、ずっと以前より我が家にありました。多分、親が買ってくれたのでしょう。

文庫本になったのは昭和60年あたり。
漫画として出版されたのは後述の
「数学教室」と同じ昭和50年代半ばでしょう。

バカボンのパパやバカボン、ニャロメらが、相対性理論や宇宙背景放射など、宇宙論について語り合うという、なかなかシュールな漫画でした。

この手の有名漫画キャラクターによる学習漫画にありがちな、原典の作者とは別人の作画ではなく、赤塚氏本人が執筆していた様で、作画もギャグも違和感がありません。素晴らしい。


ニャロメのおもしろ数学教室

今回買ったのは「ニャロメのおもしろ数学教室」の方です。たまたま検索していて、数百円で売っていたので注文しました。
私の子供が数学が好きだというので、喜ぶかと思いましたが、反応はイマイチでした。
令和キッズには赤塚不二夫のセンスは通じないのでしょうか。

前述の「おもしろ宇宙論」と比べると抽象的なテーマが多いので少しとっつきにくいかもしれませんね。

こちらは1981年初版
翌年に14版なので
かなり好評だったのですね。

このシリーズについて

下記のブログに、このシリーズの成り立ちや経過が詳しく説明されていました。とても興味深いので是非読んでみて下さい。


シリーズのリストを見ると、「ニャロメのおもしろ性教室」なんてタイトルもあります。赤塚不二夫のキャラクターで性教育を扱うとは、ちょっと興味をそそられますね…

(ググってみましたが、解説している記事によるとかなり攻めた内容のようですね。アッコちゃんが、あんなことやこんなことを… 興味ある方は是非とも探して入手してみては。)

赤塚不二夫氏の有名作品は電子書籍でも結構取り扱っているようですが、このシリーズは見当たりません。
この手の教養漫画が大々的に売れるとも思えませんし、電子書籍で復刻なんてのは難しいのでしょうね。


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