【1日1事例】地域在住高齢者の主観的健康感と睡眠・うつに関する研究のシステマティックレビュー #地域在住高齢者 #主観的幸福感 #うつ
参考文献:地域在住高齢者の主観的健康感と睡眠・うつに関する研究のシステマティックレビュー
筆者:賈瀟, 松田ひとみ
発行日:2015年
掲載元:高齢者ケアリング学研究会誌 Vol.6 No.1
検索方法:インターネット
キーワード:高齢者、主観的健康感、睡眠、うつ
要約
【目的】地域在住高齢者の主観的健康感の研究において、システマティックレビューにより睡眠とうつとの関連に着眼することの意義と研究上の課題を明らかにすること
【方法】高齢者の主観的健康感と睡眠・うつに関する文献を網羅し、対象論文のエビデンスレベルを分類する
【結果】エビデンスレベルⅣ、Ⅴが示され、地域在住高齢者の主観的健康感と睡眠・うつとの問題を関連付ける研究は少なかった。
【メモ】
・健康関連QOLを構成する最も基本的な2つの構成要素は「主観的健康感」と「日常生活機能」である
・和泉らによると、主観的健康感とうつとの関連があるということも認められている
調べた単語:「主観的幸福感 」
・主観的幸福感 (Subject well-being)は,Diener, Suh, Lucas, & Smith(1999)によると,感情状態を含み,家族・仕事などの特定の領域に対する満足や人生全般に対する満足を含む広範な概念であり,ある程度時間的安定性と状況に対する 一貫性を持つと考えられている。
・主観的幸福感の構造として,認知的側面と感情的側面の二つの領域があることは多くの研究者の一致した見解になっている(Diener et al., 1999)。
・認知的側面は自己の生活に対する満足度を指し,感情的側面は楽しい,悲しいといったポジティブ感情とネガティブ感情の両側面を指す。
参考URL:
https://www.hcs.tsukuba.ac.jp/~koureicare/documents/vol6_no1_4.pdf