【1日1文献】心不全入院患者の退院後,再入院するまでの日数に関連する因子の検討#心不全#再入院#肥満度
参考文献:心不全入院患者の退院後,再入院するまでの日数に関連する因子の検討
筆者:鈴木 伸治, 下田 隆大, 水越 大輔, 三浦 丈親, 寺井 知子
発行日:2023年
掲載元:第10回 日本予防理学療法学会学術大会
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【考察】
BMI高値は心疾患になるリスク因子であるが,BMI低値は予後不良の因子とされている.そのため,BMI高値である方が再入院するまでの時間を延長できるのではないかと考えられる. 臨床的意義として再入院する因子があり,その因子が改善困難と予測される患者に対しては栄養強化する指導していくことで再入院までの日数が延長できるのではないかと考えた. しかし,本研究は単一施設での結果であり,当院以外に再入院した者は除外されているため正確な数値とは言えない.また本研究のBMIは入院時のものである.心不全患者における入院時BMIが浮腫の影響を受けることが多く,純粋な肥満度を反映するものではないことが本研究の限界である.今後多施設での研究をしていく必要がある.
参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsptpsuppl/2.Suppl.No.1/0/2.Suppl.No.1_377/_pdf/-char/ja