【1日1文献】コンプライアンス不良例に対する訪問リハビリテーション自主トレーニング定着を目的とした応用行動分析学的介入#自主トレーニング#コンプライアンス#訪問リハビリ

参考文献:コンプライアンス不良例に対する訪問リハビリテーション
自主トレーニング定着を目的とした応用行動分析学的介入
筆者:中山 智晴山﨑 裕司
発行日:2019年
掲載元:高知リハビリテーション学院紀要 20 巻 (2019)
検索方法:Google Scholar
キーワード:応用行動分析学訪問リハビリテーションコンプライアンススクワット自主トレーニング

【抄録】
今回,訪問リハビリテーションにおける自主トレーニングに拒否的であった症例(81歳,男性)に対し,トレーニングの定着を目的とした応用行動分析学的介入を行い,その効果について検討した.介入前の活動量は,朝1 回120m先の理容室までの散歩のみであった.自主トレーニングを促したが,運動に伴う疲労感や寒さを理由としてこれを拒否していた.介入では,自己記録表を手渡し,スクワット回数を正の字で記録するセルフモニタリングを実施した. 1 日の目標を達成できていれば,セラピストや娘から注目,称賛を与えた.加えて,1 週間の合計スクワット回数を集計してグラフ化し,フィードバックした.ベースライン期のスクワット回数は0 回であった.介入開始後,ほぼ毎日目標を達成することが可能となった.そして, 2 ヶ月間で合計3680回のスクワットが実施できた.本介入中には,明らかな機能障害の変化はなかったが,連続歩行距離は約2 倍に増加し,友人との外出頻度が増えるなどの行動変容を認めた.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kochireha/20/0/20_27/_pdf/-char/ja

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