死ぬ場所
①宇宙か地球か
僕は地球で死にたい。
昔は100歳で宇宙旅行に行って、ロケットの外に出て地球を見て、地球は青かったって言ってヘルメット脱いで窒息死したい。
と考えていた。
今は100歳になる前に宇宙旅行に行けそうだし、苦しい死に方は嫌だし、出来る限り未来にわくわくしながら生きていきたいから自殺みたいなことはしたくない。
②日本か海外か
僕は日本で死にたい。
何かのスピリチュアル的なものを信じてる訳ではないけど、やはり日本で生まれたからなのか、どちらかと言うと日本で死にたいと思う。
ただ日本は少子高齢化の影響が大きい。
介護は外人やロボットに介護されることが一般的になりそう。
日本の医療制度は悪くはないんだけど、これから先は現役世代の健康保険料が増加する可能性がある。
現役世代として自分が払う健康保険料が増えることは勿論嫌だ。
でも、それ以上に自分が高齢者になったとき、子供達に自分達高齢者を介護する為の金銭的な負担を背負わせながら生きているんだという感覚は想像してみたら結構キツイ。
問題なのは介護負担額の割に社会保障がいまひとつに感じる点。
GDPなど国民の幸福度の指標となる数値が他の先進国と比べて低く、そして下り続けている日本。
そういった社会問題的な側面を踏まえて、高齢者になった自分を介護させる子供達のことを考えると、なかなか日本に住み続けて死ぬというのはわくわく出来ないかもしれない。
それでもやっぱり母国で死にたい気持ちがなんとなくある。
解決するには日本をスウェーデンなどの北欧諸国のように社会保障制度の充実した国にするか、自分自身で健康管理をしっかり行ってなるべく他人に介護負担をかけない生活を心掛けるか。
はたまた、新しいケアシステムの基盤を打ち出し世界から注目される画期的な福祉国家を作り上げるか。
割と本気で思う。
③地元か東京か
これは結構考えた。
3分くらい考えた。
僕は東京で死にたい。
正確には地元には拘らない。
地元は好きなんだけど、死ぬときまで元気でわくわくしながら生きていたい。
なんとなく地元というのは落ち着ける場所、安らげる場所、隠居生活みたいなイメージがある。
僕は死ぬときは安らいで死にたいわけじゃない。
男なら死ぬときは、
例え溝の中でも前のめりに死にたい
マンガ、巨人の星で飛雄馬が感銘を受けた言葉で彼の生き方のバイブルにもなっている言葉。
僕もそんな生き方に憧れる。
宇宙じゃなくて地球で
海外じゃなくて日本で
地元じゃなくて東京で
今日は僕が死ぬときのことを考えてみた。
僕は東京で死にたいと思っていることが分かった。
その為には色んな問題があることも分かった。
子供に自分の負担を背負わせて隠居生活するなら、そんな問題は気にしなくてもいいのかもしれない。
いや、それなら海外に移住するか、宇宙でヘルメットを脱いで自殺した方がマシだ。
自分の終わりを思い描くことから始めてみて、自分の死に場所を想像してみるだけで、こんなにも解決すべきミッションが多いことが分かった。
ありがとうございます。