假屋崎省吾さん
今でも忘れません。
假屋崎省吾さんがずいぶん前にテレビでおっしゃっていたこと。
お引っ越しされた後の豪邸のお宅訪問のテレビ番組でした。
「とことん気に入った物でなければ家には迎えない」というようなことでした。
小さな入れ物とかちょっとした小物でも、ご自分のお眼鏡にかなったものでなければ買うことはない。たとえそれがないことで不便だとしても。と。
すご〜〜〜い。私には無理
と思ったもんです。
洗面器、気に入ったものがなかったらなしでお風呂?
お箸は??洗濯干しは??
と????を飛ばしながら想像したものです。
当時の私は日用品はダイソーなどで買うのが当たり前だったし、とりあえず買って、その後すごく気に入った物が出てきたら買い替え、、、ではなく買い増してました(古い物も捨てずに取ってたな〜)
でも、假屋崎さんのこのお話し、ずっとずっと心に残っていたんです。
調度品という言葉がぴったりな高級な物がそろった素敵なお住まいでした。
私はそういう調度品には全く興味はないのですが、心のどこかで「気に入った物だけを迎え入れる」ということに憧れたんでしょうね。
そういう憧れ?のように忘れずにいた方が私にはもうひとりいらっしゃいます。
友人の義理の娘さん。
お金持ちの家庭で生まれた彼女は、結婚してお子さんもできた今、主婦として暮らしています。
私の驚き&憧れポイントは「服」
なんと常に2着くらいの「良い服」のみで暮らしているとのこと。
正確には「外出用の服は2着」ということらしいのです。
その話しを聞いた時、心底驚きました。
「同じ服を毎日着て、変人だな〜〜」と。
「同じ服ばかりだとまわりに変な風に思われないのかな?」
でもその方の2着はとても良いものだとのこと。
その方のこともずっと心に残っていました。
やっぱりひそかな憧れだったんでしょうね。
そして今、假屋崎さんのことも2着の服の彼女のことも、尊敬でございます。
私もそうありたいし、そこに向かっている実感もあります。
服は季節ごとに数着まで減ったし、新しい物が欲しくなってもよっぽどよっぽど必要性を感じるか、心底気に入らない限り結局買わないことがほとんどになりました。
今回の断捨離とミニマル化、どうやら本気な気がしています。
多少、ごちゃつくことがあったとしても物量を増やさないこと。
続けられそうな気がしています。