キャベツの美味しさに目覚める。キャベツの菜ばかりソテーの話。
2月は出店がないのでハッピー太郎醸造所さんやショップマドレさんで何度かお弁当を販売させてもらっている。
今日もショップマドレさんでお弁当販売で無事完売してホッとしているところ(次回は24日”全国有機農業の集い2019”内で開催されるマルシェでショップマドレさんのブースで委託販売を予定)。ありがたいことだ、本当に。
先日のお弁当。
野菜はすべて滋賀の農家さん(オーガニック的栽培)のもの。
主役はいつだって野菜、そしてテンペ。
・
木下実験室では農家さんから直接ゲットした野菜しか使わないので、畑にあったらあるけど、畑になかったらない。
なので、畑で採れる間に集中して美味しさを堪能する。
そして、私は基本的に飽き性で新しいものを生み出さずにはいられないので、ひとつの野菜からたくさんのレシピが自然と生まれてしまう。
それでも、中には定番としてシーズン中に同じレシピで登場し続けるものもある。
その中の一つが、冬の定番のキャベツの菜ばかりソテーである。
(上の写真では左下にこっそり。)
最近やはりお弁当の定番として入れているのだけど、キャベツの菜ばかりソテー、結構反応が返ってくるのだ。
そして、キャベツがおいしいと言われるのが、テンペおいしいと言われるのと同じもしくはそれ以上に嬉しかったりする。
「このキャベツ、美味しいなぁ〜」という声を聞くと、
“そう、そうなんです、そうでしょ~?おいしいんですよ、めぐみさん(小林ファームさん)のキャベツ~!”
とついつい食い気味のリアクションになってしまう。
タンドリーテンペと(小玉)キャベツの菜ばかりソテー。
それは、私自身が元々キャベツ好きではなかったから。
生まれて初めてキャベツの美味しさを知ったのが、小林ファームさんのキャベツの菜ばかりソテーを作った5年前の冬。
今では週1で小林ファームさんの畑のお手伝い(バイト)をしていてそれも5年目に突入したところだけど、まだお手伝いを始める前、まだ小林ファームさんと出会ったばかりの頃、野菜を注文して受け取りに行くといつも必ずなにかしらおまけをしてくれていた。
大きく育ちすぎたり又根になってしまった大根だったり、又根になった人参だったり、白菜だったり。どうやらめぐみさんと出会ったのは冬なのか冬野菜をいただいた記憶が非常に強い。
そして、キャベツもよくいただいていた。
小林ファームさんの畑では、
キャベツはハコベやオオイヌノフグリや他の野草たちと共存している。
かわいい。
(写真はショップマドレさんより)
いただいたものは、アレルギーでもない限りありがたくいただくことにしている。
しかし、私はキャベツが好きではない。
嫌い、というほど強い感情は持っていないけど、その美味しさが理解できなかった。
食べるのが遅い私にとっては特に、とんかつとか定食に大量に添えられているキャベツを食べるのは何かの苦行かと思っていた。
とにかくネガティブなイメージがつきまとい、大学時代一人暮らしをしていた時も、オーストラリアに住んでいた時も、キャベツを買った記憶がまったくない。
でも、キャベツは手元にある。
どうしようかと思っていたらまたいただいた、しかも今度はふたつ!
みたいなことになって、そうなったらもう使ってみるしかない。
この辺りの記憶がもう遠すぎて覚えていないのだけど、いろいろ作ってみてその中で串切りにしてソテーしてステーキのように食べる、という方法にたどり着く。
片面焼けたところ。
水分が上がってきて光を受けてきれいなのだなぁ。
(レシピも見てね!)
最初は美味しいことに気づかない(テンペとの出会いも実はそうなんだよな。)。
でも、何度もデリで作っているうちに気がついたらつまみ食いが止まらない状態になっていて、”あれ?もしかして、これ、なんかおいしい?”となり、改めてちゃんと自分のために作って食べた時にそれは確信に変わる。
”うん、やっぱりこれは美味しい。”
それ以来、毎年冬が来て、キャベツが出始めると、春にキャベツに塔がたって終わりを告げるまで、何度も何度も作っている。
小林ファームさんのキャベツ。
キャベツの、この守られてる感、いいよね。
ポイントは、美味しいキャベツを使うこと。
キャベツの味でほぼすべてが決まる。
無農薬でキャベツを作るのはなかなかリスクが高いし難しいと言われている。
貴重な無農薬・無化学肥料で菌たちによって支えられて、台風を生き抜いた(私も今年は苗の救出&植え付けのお手伝いした可愛い子たちなのだ実は。)小林ファームさんのキャベツは湖岸道路沿いにあるびわこ大好き愛菜館か、小林ファームさんに直接お問い合わせを。
ということで、今回はキャベツの菜ばかりソテーの作り方やポイントを1週間限定で無料公開。
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キャベツの菜ばかりソテー(ベース)
材料
キャベツ小玉〜中玉(小玉がおすすめ)
菜ばかり(圧搾絞り菜種油)
塩
①キャベツは外葉をめくり、小玉の場合は8等分、中玉の場合は10〜12等分くらいに切る。(食べたい分だけ切ったらいい。)
<ポイント>芯の部分が重要なつなぎ目となるので、裏から(芯が見える側)からまず半分にして、できるだけそれぞれのカットに芯が残るように切る。そうじゃないとソテーした時に全部分解されてバラバラになる。
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