閑話休題⑳「右腕が去(い)んでしもうた話」
どうも、僕です。GWまではウキャウキャで過ごしていた僕ですが、そのツケが回ってきました。
右腕が、終わった。
どういうことなのか説明すると、連休前の日曜日、僕が所属する草野球チームの試合があり、だいたいいつも参加者が少なく、僕も戦力的には限りなくゼロに近い存在だが、持ち前の体格と怒声の大きさで、相手チームを威嚇するため、行ける時は全ての試合に参加している様な感じですね。
僕は野球経験が無く、運動神経を母の母胎に忘れてきた男なので、野球に関しては観るのは好きだが自分がプレーするのは専門外だ。
ただ、体の大きさと態度のデカさではチーム随一の存在であるため、チームのみんなには「俺の守備位置はベンチの治安」「俺は乱闘になった時の最終兵器」等とのたまいながら、日々相手チームをビビらすための勇気のないライオンのような存在だ。
そんな僕は、試合前にもキャッチボールもせず、ウォームアップもしない。試合に出ないから必要ないからだ。
ただ、その日は何となくチームのバットケースを見ていたら、何気に素振りをしたい気持ちが湧いてきた。
久しぶりに握る金属バットのグリップ。握っただけで何か自分が強い存在になった様な錯覚に陥る。男の子ってヤツは、いつまで経っても棒を振り回したい生き物なのだと実感する。今月で41歳になりました。
1、2、3、4、5…バットを振ってみる。久しぶりのバットは運動不足を通り越して運動枯渇の身にはしんどかった。その数、わずか5スイング。
その日の試合は良い試合となったが惜しくも負けてしまった。僕の虎の皮も、同じリーグで何度も試合している相手チームの前では禿げ上がってしまっているらしい。くやしい…ビクンビクン!!
勝っても負けても飲むことだけは忘れないうちのチームは、その晩も飲みあげた。試合に負けても、酒で勝つ!これが草野球を長く続けていくコツだ。
それから一週間ほど普段通りに仕事をこなしながら、GWに突入した辺りから異変を感じた。
右腕のヒジ、痛い…?
まず気がついたのは、僕の誕生日である5月1日に地元で女子硬式野球大会が開かれ、その場で僕はうどん屋さんの手伝いをしていた時だ。
僕は何気にスープ前の寸胴の場所にいたため、流れで茹で上がったうどんにスープを注ぐ係になった。試合が始まり、お客さんがコツコツとやってくる。僕はスープを注ぐ。…おかしい。右腕のヒジが痛い。
スープを注ぐひしゃくを右腕だけで持っていたら、その内痛みでプルプルしてきた。…やはりおかしい。
その日からだましだまし何か右腕で重たいモノを持つと痛いね。右腕を使うとキツいね。という日々が続いており、今日で約一ヶ月が経過している次第。
その間に理学療法を学んだ後輩E君、飲み友達のドクターに飲みながら診てもらったら2人とも意見が一致した。「ヒジの筋が逝ってる」とのこと。
決定打になったのは、先日の日曜日に某青年部の地域の草刈りで痛み止めとテーピングでごまかしながら半日草刈り機を振り回していた翌日、右腕が利かない。分かる人にしか分からんネタだと、ロマサガ3のシャールみたいな状態だ。銀の手が欲しい。
そんな感じで利き手の右腕で1キロ以上のモノが持てない状態だ。今ほどシコる時の利き手が左手で良かったと実感した時はなかった。さすがに僕のイチモツは1キロまではないが。
という訳で、現在主たる収入源である測量が全く出来ない状態です。仕事を頼んでくれている皆様、申し訳ありません。湿布をして安静にしとく他に治す方法が無さそうなので、しばらく休ませてください。
来月まで右腕が治らんかったらマジでヤバいな~、ていう話でした。個人的には氷たっぷりの酒を入れたグラスを持つのが痛いのがイタい。痛いの痛いの飛んでいけ~!