小銭をつくるエモさ
2枚のクレジットカードを持っているのですが、ほとんど使っていません。というか元々は3枚あって、auPAY導入によって破棄したauウォレットも入れると、4枚を所持していたことになる。
WAONは1枚だけですが、ICOCAは3枚あるし、ポイント還元率が悪くなったし地元にイトーヨーカドーがないから破棄したけど、nanacoも2枚ありました。
バーコード決済に関しては、PayPayとauPAYとLINE Pay、さすがに全く使わないのでアンインストールしたけど楽天Payとd払いのアプリもいちおう一度は入れました。
社会に大旋風を巻き起こした、あの伝説のセ◯ンペイに関しては、サービス開始直後に即座に◯万円をチャージ。そのおかげでその年の暮れに郵便局に◯万円を受け取りに行く羽目にはなりましたが、それでも後悔はしていない。
ファミリーマートは大手コンビニの中でいちばん行かないのでファミペイはスルーしているが、すごく近所にファミマができたら入れるかもしれない。
しかしながら、ほとんどの支払いで使っているのはPayPayです。大抵のチェーン店なら、どこでも対応しているので。
さらに資産運用を始めてからはPayPayを最優先に使うようになり、つみたてNISAなんて始めたらもう他の選択肢がなくなってくる。キリがなくなりそうなので、PayPayカードやあと払いには手を出していませんが、いやもうなんというか、イケイケですな。ただ、PayPayにお金を借りるのだけは絶対に嫌だ。なんか嫌だ。
で、PayPayの次に多い支払い方法はといえば、なんと現金だったりする。そんなに幾多の決済方法を携えていながら、完全キャッシュレスではないのかと突っ込まれそうだが、銭湯に行くから、あと自販機を使うから、というのが理由です。
なので、基本的には小銭しか持たない。小銭しか持たないのに長財布に入れるので、財布がペラッペラになるのですが、小銭をポケットに忍ばせていると落としそうでこわい。尻ポケットに長財布を突っ込んでいる人をよく見かけるが、あれ見ているだけで落としそうでヒヤヒヤする。
銭湯の入浴料は基本的に一律となってはいますが、都道府県ごとによってその一律の料金が異なります。
2024年6月現在、大阪府は520円、兵庫県と京都府は490円。別に千円札や万札で支払ってはいけないわけではありませんが、おそらく店舗の側からすれば、お釣り無しできっちりと支払ってくれるほうがありがたいでしょう。
大阪府の520円はわりとつくりやすいのですが、兵庫県と京都府の490円というのがちょっと厄介。銀行で両替するという手もありますが、そのためだけにATMに並ぶのもめんどくさい。
50円とか80円とかで飲料が売られている格安自販機を見つければ、即座に千円札で1本だけ買って、10円玉や50円玉をつくる。とはいえ、最近は格安自販機までもが値上がりしており、100円自販機を謳っていながら最低価格でも110円だったり、利益が見込めないためか撤去されてしまう筐体もある。
格安自販機は素晴らしい日本文化だと個人的に思っているので、銭湯と同じく灯を絶やしてはいけないと勝手に感じている。しかし、格安自販機の経営に協力する方法がよくわからないので、こうして発見するたびにドリンクを買うことでしか応援できない。
コカ・コーラの自販機などはポイントを貯めたら1本が無料になるサービスをやっているようだし、以前は駅構内くらいにしかなかった交通系ICに対応した自販機も街中に増えてきました。
しかしながら、現金しか受け付けない、千円札も曲がっているやつや汚いやつは上手く入らない、新500円硬貨非対応、みたいな、時代に乗り遅れた自販機にはなんというか、風情がある。
苦手な方には申し訳ないのですが、この時期なんかだと、カタツムリちゃんやらヤモリくんやらがガラス面に張り付いているとさらに情緒がある。日本の夏、金鳥の夏という気分になる。金鳥さん側はどちらかというとカタツムリちゃんやヤモリくんの敵ですけど。
そういえば来月から新札が流通しますが、これは格安自販機にどう影響するのでしょうか。新500円硬貨と同様に、やっぱりすぐには対応できないのだろうなあ。
今回の新札はキャッシュレス社会の真っ只中での登場なので、今までよりもかなり流通のペースが遅いと勝手に予測しているので、ある程度の間は新札NGの自販機も生き残るとは思うのですが、おそらく新500円硬貨に対応していない自販機がこれからゆっくりと消えていくように、時代に取り残された自販機はひっそりとその役目を終えるのだろうなあ。英世さんや諭吉さんとともに。
そういうエモさはキャッシュレスにはないよなあ。と思いつつも、また銀行口座からPayPayにチャージしてしまった。いつでもどこでもできるから便利すぎるんよな。しばらく北里さんや梅子さんには出会えなさそうだ。