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短編小説1000字

100
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2023年1月の記事一覧

短編小説 飛べたらいいのに

「マユ、大好き」
 千影は真由の腰元に抱きつくと頬をお腹に擦り寄せた。真由はウワァと思いつつ、千影の頭をそっと撫でる。次の瞬間には千影は会話に戻っていて、真由はウワァと思った事を心に留めた事を後悔するのだった。

 女の子はなぜ連れあってトイレに行くのか問題について、真由は明確な答えを持っていなかった。知り合いが隣の個室にいるのに音姫なしで用を足せるか?
 一人でお弁当を食べようとすればグループに

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