ナマイキ東京
東京に来て約9ヶ月が経った。
未だに私はこのテンポラリー東京が好きではなかった。
全ては新しく目まぐるしく変化し、人気のないものはすぐ変えのものが入る街。そんな街にここまで多くの人が疲弊してまで住む理由がわからなかった。
ちひろさんに会った。ちひろさんは東京でできた初めての友人。しかもnoteを通して出会った。(ちひろさんについて詳しくはこちら💁♀️)今日は下北沢のバーに連れて行っていただきました。
そこでちーさん(ちひろさん)のお知り合いのバーテンダーさんにお酒を作っていただき飲んでいると、ちーさんのお知り合いの常連客さんがふわふわやってきた。下北沢の爺ですってなんとまあ。これで私も晴れて下北沢の民かしら。
とか思いつつ飲んでいるとちーさんは陽気にテンション高く爺たちと話し始めた。ちーさんが生き生きしています。
あぁなんか分かるなぁー。
わかりたかったようなわかりたくなかったようなけれどもなんとなくわかってしまった。みんなが東京から離れられない理由が。
そっかぁそうだよね。田舎みたいに強い繋がりなわけではない。けれども孤独に飲み込まれそうになったら同じような人が同じような人を求めて待ってる東京。蜜はお酒。どこへも行ける子はなんでもできる子になるのがここ東京。
ふーん、悪くないやんけ。
そんなこと思いながら明日は地元愛知県に帰る。待っててねすぐ帰ってくるからさ、そしたらもっと魅力教えてよ。とか言いつつ私のことなんて待ってない。来るもの拒まず去る者追わずそれが東京。
ふぅん、悪くないやん。いつか私のこと追いかけさせてやるからな、待ってろ東京!