良い職場って何だろう〜某自動車ショールームで学んだこと〜社員編⑤
こんにちは!
今回は、スタッフの指導方法で心掛けていたこと、気をつけていたことを書きたいと思います。この投稿で言及している私が以前勤めていた職場についてはこちらの投稿をご覧ください↓
前回は、新しい体制や取り組みを取り入れた具体例とともに。その際のコミュニケーションの大切さも書きました。仕事をするときは、いつだってコミュニケーションは不可欠なものです。そこで今回は、スタッフに指導をする際の私なりに心掛けていたこと、というか体験談を書きたいと思います。
スタッフの数だけ違いがある
当時、クリーンスタッフとして働いていたアルバイトは常時30名前後いました。フリーターもいれば学生のスタッフもいました。それぞれ性格も、得意なこともバラバラです。スタッフに業務の説明など指導をするうちに、スタッフの性格や能力に合わせた指導方法を実施する必要性を感じるようになりました。スタッフ全員に同じ教え方ではなく、それぞれに合うような説明の仕方などを実施することにしました。
例えば、業務説明を一から十までするのが基本だとします。スタッフの中には、七、八割まで話せば理解できるスタッフもいれば、一から十まで必要なスタッフもいます。ともすれば、一から十二、十三ぐらいのより詳しい説明を必要とするスタッフもいます。
どのスタッフにも一から十までの説明にして「あとは頑張って!よろしく!」みたいなやり方とか、そもそもあまり説明せずに「自分でみて覚えて!」とか「空気読んで行動して!」みたいなやり方は通用する職場もあるのかもしれませんが、基本的にはお勧めしません。理由を具体例とともにお伝えします。
どうやって教えよう?
上記に書いた、業務の一から十のうち、七、八割説明すれば理解できるスタッフに、毎回一から十までの説明を繰り返していると、このスタッフは「あれ?私、もう理解できてるのに、毎回すごく詳しく説明されるな…」というちょっとした”あれ?”が積み重なってくると段々と「毎回、詳しく説明されるってことは、信用されてないのかな?」という気持ちにさせてしまうことがあります。なので、このように八割程度の説明でわかってくれるスタッフにはそのような説明の仕方にし、早めに「任せた!」と頼ってみると積極的に動いてくれます。
一方で、一から十二、十三までの詳しい説明を必要とするスタッフに対して、八割程度の説明で済ませてしまうと「丁寧に教えてもらえないな」とか「教え方雑だな」みたいな気持ちを抱かせてしまう可能性があります。なので、詳しい説明を必要とするスタッフということを教える側はきちんと認識して、そのような教え方を終始すると良いと思います。
このようにスタッフに合わせた教え方をすると、スタッフが不満を持ちにくくなるので、結果的に定着率もよくなるように思います。
まとめ
教える側からすれば、全員に対して一から十の説明にして統一したほうが、楽ですし、あとは自分で学び取ってくれ!みたいな方法の方が、楽なように思えます。でも、私の経験上、スタッフの性格や能力に合わせた指導方法をその都度変えたほうが、あらゆる点で良いと思います。指導をされたスタッフが、八割程度説明すればわかってくれるスタッフは理解力が高い可能性があるので、サクッと説明をして仕事を任せると、業務に慣れるのも早いだけでなく、色んなことに気づいてくれうようになったり、他の業務にも興味を持ってくれる傾向があったように思います。より詳しい説明が必要なスタッフにも丁寧に接し続けると、質問もしてくれるようになりますし、コツコツしっかりと業務に取り組んでくれるようなスタッフになっていったように思います。より多くのスタッフが、積極的に業務に臨んでくれるようになった方が、管理する側からすると仕事をしてくれる”手”や仕事がきちんと回っているか監視してくれる”目”が増えることになります。なので、教えるときは手間になっても、結果的には自分の仕事が楽になることに繋がるのです。
誰かに何かを教えるということは、時間も労力もかかりますし、時には「自分でやったほうが早い」と思うこともありますが、先を見据えて業務の指導を実施したら良いのではないかと思います。その際は、ぜひ、スタッフの性格や元々の能力を見極めて、教え方を変えると良いと思います。そして、誰でもみんな、知識ゼロからのスタートで、できないのは当たり前、誰にだって最初があるということを決して忘れずに教えられたら良いのではないかと、私は学びました。
スタッフの管理業務をされていて、指導方法に悩まれている方の助けに少しでもなればと思います。
次回は、緊張でガチガチのスタッフと、逆に緊張感が少なめのスタッフに対しての声かけについてまとめたいと思います。ピンポイントな内容ですが笑、結構大事です。
また来週、よろしくお願いします☺️
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