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種無し青年と卵なし子ちゃん
血の繋がりは意味のあるなしに依存しない。
意味など後からついてくる
血の繋がりよりも大切なこと
そして遺伝子は情報で、それが内側から外側か。
たったそれだけのことだ。
僕は子供を作る能力が無い。青年さんだ。
男性としての機能が無いことが5年ほど前に判明した。
精子が完全な0、妊娠の確率0
1番わるいタイプの無精子症とのこと。
前の奥さんが妊娠したのは不倫相手の男性との子供だった。10cmほどの赤い人間を火葬した。
土下座していた。奴は今日も活き活きと働いている。
まなたんという卵なし子ちゃんがいる。
青年さんの妹だ。
彼女は卵ちゃんがない。
詳しくは聞いていないが妊娠を望めるかどうか、かなりナイーヴだろう。
〜
僕には子供がいる。
明らかに幸せでしかなく、不幸の文字は浮かばない。
元奥さんの元夫との子どもなので、分かりやすく言えば連れ子だ。
いつからか?というかはじめから
僕は血のつながりというものにまったく関心が無い
結婚するときに全ての親戚から反対されたが聞く耳をもたなかった。
おかんは
「あんたは決めたら曲がらへんからあんたがええんやったらええやん」と1番反対しながら言った。
おかんは僕のことを良く知っている。
それは、僕のおかんだからだ。
子育ては順調に進んでいる。
元奥さんはゴリゴリのアダルトチルドレンだが
連鎖を止めるため日々頑張っている。
そして僕は自分と血のつながりがない子どもと思ったことは一度もなく、息子として育てお父さんをしている
『 遺伝子は外部からも注入できるねん。 』
いつだったか、青年さんが言った。
子育てに関わる全ての人が遺伝子だ。
それを1番色濃く、丁寧に、愛を持って注ぐのが
親という役割だ。
例えば養子だとしてもそう。
例えば取り違えだったとしてもそう。
なんら、問題なく親子として成立する。
そして、家族は子供がいてもいなくても"家族"だ。
ウチの息子は今お笑い芸人を目指して日々お笑いに熱心だ。
M-1を初回から見尽くし、お笑い番組は録画してセリフを覚える。
話している限り間の取り方も言葉のチョイスも格段に上がった。
お笑い芸人を目指すなら、まずはクラスを支配してみ。
笑いでクラスを巻き込むんや。
とはじめの一歩を教えた。
参観日、ろうかから息子を見たらば
彼1人だけ1番前の席の真ん中
そして、その列より机ひとつ分前に陣取り
ほぼ教卓の横近くに座って授業を聞いていた。
先生の授業に笑いを挟みクラスを和ませていた。
参観日のあと、青年さんは子供たちに囲まれ保護者全員が居なくなっても子供たちから逃してもらえなかった
そこに担任の先生がやってきて、よくよくウチの息子を褒めてくださった。
「いやいや、先生がすごいんです!
うまくつまんでくれてありがとうございます。』
授業妨害になり得るような荒削りスレスレの笑いに、先生がうまく対応してくれていたのを見逃してなかった。
その担任の先生がこの度、離任するらしい。
息子は帰ってくるなり先生がいなくなることをたくさん話してくれた。
そして、離任が決まった時に
離任式で生徒代表でお別れの言葉をいう生徒を名指しで我が子を指名したとのこと。
それは、クラスの中心になった証拠やなぁ!!
とお父さんは胸を張った。
彼は立派なクラスのムードメーカーになっている。
若い時の少年くんにそっくりだ。
保育園を卒園するときに
担任をしてくれていた先生がちょうど出産されて、子どもの名前を僕の名前、漢字まるまる同じに付けた
というエピソードがある。
少年くんみたいな子に育つようにと。
おかんは誇らしげに毎年その話をする。
どこか盛っている気もするが、リアルタイムで先生の口から聞いた記憶が今も残っている。
たしか、松本先生。女の先生。
今、僕と同じ名前の子は青年になっている頃だ。
もう27年ほど前のこと。
〜
まなたんは直線みたいな子だ。
太い筆ペンを使って、定規で引いたような子だ。
真っ直ぐで、ときどき滲む。
それが良いところ。滲むところが。笑
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少なくとも10回以上、救われている。
気付いているだろうか^ ^?
まなたんは青年さんを何度も救ってくれたよ。
いつも救われてるよ。ありがとう(^-^)
だから
つまりその、、倍返しだ!!!!!
2022.4.6 うつ病で光る青年
(黒目シスターすこすーこ)
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