地域のシンボルへ!トンネル公園の新しい価値創出プロジェクト‼
8月21日(水)に、熊本の第4回FMユーザー会を開催しました!
第4回の舞台は、高森町。
高森町様も参加された第3回のFMユーザー会では、
GISを使って、まちづくりの視点で施設や土地の活用を考えてみました。
その内容を踏まえて今回は、高森町の公有地を実際に巡る
サウンディングツアー形式で開催しました!
第3回のユーザー会については以下のnoteをご覧ください↓↓
それでは、第4回のユーザー会について報告します~!
1.高森湧水トンネル公園
最初に向かったのは、高森湧水トンネル公園です。
このトンネルの中には水源があり、毎分36トンの豊富な湧水量があります。
高森町の貴重な水源地となっている場所です。
このトンネルは、1973年に高森・高千穂間(全長6,480m)のトンネル工事が始まりました。しかし、1975年2月に入口から約2kmの坑内で突然大量の水が噴出、そして、町にある湧水8か所が枯れてしまいました。
その後もトンネル内で水に関する事故が発生し、2,055m掘った時点で工事は中断し、1980年に高森トンネル工事も中止となりました。
現在は高森町の主要な観光スポットの1つで、トンネル周辺一帯が親水公園として開放されています。
トンネル内の温度は年間を通して17度となっており、夏は涼しく冬は暖かいのが特徴です。
トンネル内では毎年7月は「七夕まつり」、12月は「クリスマスファンタジー」が開催され、トンネル内が華やかに彩られます。
2.高森駅
湧水トンネルに続き高森駅の視察を行いました。
高森駅は南阿蘇鉄道が通る2024年に完成した新しい駅です。特徴としては駅前ロータリーがなく、塔と回廊に囲まれた芝生広場が広がっています。
広報たかもり8月号にも詳しく載っていますので、一緒にご確認ください▼
芝生広場では飲食だけでなく、音楽・パフォーマンスやイベントを行うこともできます。
また高森駅では「熊本復興プロジェクト」の一環で設置されたONE PIECEのフランキー像も見ることができます。
駅の内部にはラウンジが設置してあり、併設されているカフェで購入した飲み物を飲みながら電車を待つことができます。
3.これらの施設を見てディスカッション
当社の社員と参加された職員の皆様と実際に現場を見た後にどのように有効活用ができるかファシリテーションを行いました。
・収入を増やしたい
・利用者を増やしたい
の2点に着目して、施設の有効活用を考えます。
・側面のコンクリートにペイントするのではなく苔アートみたいにするのはどうか
→塗りなおしなどのメンテナンスが少なくて済む
・夜間を利用してピクニックや近くの酒造とコラボしてお酒など出せないか
・藻が生えすぎているところに関して、水の流れを作ってあげるといい
→遊具を設置して、遊んでもらうことで新たな水の流れを生み出す
などのような意見交換が活発に行われました。
このファシリテーションを受けて、私たちも提案だけに終わらず実際にイベントを主催で行えないか検討していきます!
単発のイベントではなく、施設の使い方が広がったり、エリアを巻き込んだ提案を考えていきます。