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湯平温泉街の三百年の歴史を刻む石畳。石畳オーナー制度で歴史と街並みを未来へ繋ぎたい!クラファン実施中!

2020年、2022年の2度の豪雨による河川の大氾濫で甚大な被害に遭った湯平温泉。復興に向け、今もその歩みを進めています。

湯平温泉は、大分県由布市にあり、花合野(かごの)川沿いに、石畳がゆっくりと伸びてゆく、どこか非日常を感じる風情ある温泉街です。

由布市には全国屈指の湯量を誇る由布院温泉をはじめとした、市内5つの温泉地が「湯布院温泉郷」として国民保養温泉地として指定され、湯平温泉はなかでも古い歴史を持っています。鎌倉時代には既に湯治場として開湯していたとされ、史料からは室町時代での温泉の記述が確認されており、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和とそれぞれの時代の中で繁栄してきた約800年の歴史があります。

そんな湯平温泉街は、2020年、2022年の2度の豪雨による河川の氾濫等で大きな被害に遭いました。たくさんの人々に親しまれてきた共同温泉も被災し、復興までの期間は全ての旅館が休業を余儀なくされました。2020年の豪雨では旅館経営者が亡くなり、温泉街全体が悲しみに包まれました。
そこから4年経過しましたが、未だに道路は片側通行、河川改修も継続されており、甚大な被害からの復興の歩みの途中です。

㈱地域科学研究所PUBLIC+チームでは、水害後の2022年から住民主体のまちづくり団体、ゆのひらんプロジェクトの立ち上げで関わらせていただき、その後も一緒に活動する民間企業として伴走サポートを続けています。

復興のシンボル、300年前にできた湯平の石畳(由布市道)にオーナーシップをつけれないか?

実は、長い長い湯平の歴史を紐解いていくと、実は江戸時代、300年前にも同様の山津波(大水害)が起きています。その際に、湯平のまちはほとんどが流されてしまったという記録が残っていました。

その時に流出した花合野川の沢山の「川の石」。これが今の湯平温泉の石畳となっています。

郷土の偉人の一人である工藤三助氏がそのキーパーソンです。当時、各地の井路工事(田に水を引く大規模な土木工事)を任されていた工藤三助氏が、この湯平温泉街の山津波の復興工事の指揮をとり、「湯平の石畳」として復活させました。

約200メートルもある石畳。300年前の土木技術で積み上げたのもすごい功績です。

この石畳、一体何個あるのか??それを数えてみました!
ちなみに全部で約6600個あることがわかりましたw
この石畳の道は、由布市のれっきとした市道で、公共不動産でもあります。昭和50年までは、馬車や車も通りが多い道だったそうです。(ちなみに今も車が通れます)
今回、由布市の全面的協力の下、この市道でもある公共不動産の石畳にオーナー権をつけて、行政だけに頼らず、湯平を応援していただける暖かい方々に支えられ、継続的にまちづくりを応援してもらう仕組みづくりを考えています。

約6600個もある石畳は全長約200メートルもあります。

まさに、復興のシンボルであるこの石畳。そこに復興からの立ち上がりとこれからの持続可能な地域づくりに向けて、オーナー制度をつくろう!!とゆのひらんプロジェクトとPUBLIC+チームは立ち上がりました!

まずは、石畳オーナーになるための石畳をデジタルデータ化して、会員制度の仕組みづくりから始めています。そのための資金を集めるためのクラウドファンディングを2024年11月1日からスタートしています!


実はこのチラシ、はさみでチョキチョキ切って石の形になりますw


ぜひ、ご支援いただける方の応援をお待ちしています!


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