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部分ツイート会のことととか

11月3日に開催するイベント、わをん!公共プールの『プ』の部分(批評会)では前半に小島なお氏と暮田真名氏による拙作についての対談、後半では当方を選者とした部分ツイート会等を予定しています。この記事では、後半の部分ツイート会について期待していることや考えていることをご案内できたらと思います。

部分ツイートって何よ?という疑問を持たれた方は、森川さんの記事をご参照ください



部分と川柳で交流してほしいの気持ち


わたしとしては、部分ツイートの人たちにも川柳を知ってもらいたいということと、川柳人が部分ツイートの分野?でも活躍してもらい相互交流がうまれたらいいな~~という気持ちがあります。
それにもっと欲を言えば、部分ツイートの技能?を川柳にも活用したいとも。
昔から日本各地のみならず海外でも活動している川柳人はいますが、短歌や俳句の実作者と比べるとその数は少ないのが実情です。なので、川柳がもっと広まってほしいなと日々思っています。
部分ツイートの多くが17音より短いですし、こういう言葉遊びを楽しめる人は川柳にも親しみを持ってくれるはず、たぶん。他ジャンルから新規参入するプレイヤーが多いほうが面白い作品も多く生まれますし、読んでくれる人が多いほど自分では気が付かなかった面白さを作品に見出だして楽しんでもらえますからね。

部分ツイートはスマートフォンを使ってツイッターでやるのが一番おもろいのは間違いないのです。
ただ、実際に対面して部分ツイートを提出して優劣を競う遊びは、部分ツイートを使った別の遊びになるので、当然別の楽しみが生まれるとも期待しています。

選定の方針みたいな


優劣を競うからには、その選定基準とまではいかなくとも今のところ「川柳みの濃い部分ツイートだと普通によろこぶだろうけど、暴力的におもろい部分ツイートだったら特選だし、色紙に書いて提出してもらうからには、結局はその人の度胸や美意識を含めた現物のトータル評価だな」という方針です。
川柳は575もしくは77の定型短詩とも言われますが、音数や韻律?について私はあんまりこだわりが無いので、言葉の2、3個のブロックが14~25音くらいでおさまっていていい感じの意味とリズムなら川柳と見なしています。
多くの部分ツイートもだいたい同じ感じということもあり、私の感覚では川柳と部分ツイートには共通する範囲がけっこう広いです。わたしは1ヶ月に最低10句の川柳を作るのを目標にしているのですが、たぶん川柳人としては寡作のほうです。没にする句や句にならない言葉が多いという感じかも。川柳を作っていると書きましたが、気付いたら出来ちゃったというの感覚で川柳と接しているので、川柳が出来ちゃいやすい環境作り?というか部分ツイートを川柳の呼び水?にしている節もあります。

部分ツイートの発想をもとに以下のような川柳を作ったことがあります。

ミネストローネのストローからすうね

溢れだすレタスの町が君にもあった

テレワーク 照れの部分で 孫笑顔

また、部分ツイートそのものがたまたま14音、17音くらいだったので川柳とも言える表現もあります。

あきらめきれないきらめきの部分

あきらめきれないキレイな胃の部分

ちょちょいのちょいの命の部分

これを読んで部分ツイートに著作権が生じるかどうか気になった方もいらっしゃるかと思います。法律に私は詳しくないですけれど、基本的に部分ツイートには著作権は発生しないと思っています。例外は前半を作文する長い部分ツイートくらいかな?ていどの認識です。暴力的におもろい部分ツイートの典型は著作権が生じるような作文が必要な大作の部分ツイートです。

伊藤さんの「すこやか茶」部分が好例です。


それと、当日の部分ツイートは用意した小色紙(横12cm、縦13.6cm)に書いて無記名提出してもらうこととしました。原則1人1枚で1発書きです。

原則というのは、同じような小色紙であれば自宅とかで事前に書いて来ての提出も大丈夫という意味です。ご自身で複数枚ご用意いただいても構いません。提出は1人1枚です。小色紙は100円ショップのセリアで買いました。たぶんダイソーとかでも売っています。当日、貸し出し用筆記具を数本用意しますが、会場でお借りするテーブルが汚れたら怖いなとおもっているので、皆様使い慣れたご愛用の筆記具をご持参いただき、それで書いていただければより一層魅力的な作品になると思います。
イベント終了時に返却しますので、記念としてお土産にしてください。

あれこれ書きましたが、最後はトータル勝負?です。わたしも楽しみますので、皆様も楽しみましょう。レッツわをん!
















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