骨盤と呼吸
骨盤が固まると、呼吸が浅くなる。
股関節と骨盤の動きは、呼吸と深い関係があります。
骨盤は、体幹を下から支える基礎であると同時に、呼吸運動の要なのです。
骨盤の中心にある仙骨は、息を吸うと後ろに傾き、吐く時にはお辞儀するように前に傾きます。
骨盤の左右に位置する腸骨は、息を吸う時は広がりながら後ろに傾き、吐く時には閉じるように動きながら、前に傾きます。骨盤全体として息を吸って後ろに、吐いて前に傾く呼吸運動で、呼吸のたびに前後に揺れ動いているのです。
緊張していると呼吸が浅くなって、胸が内側にすぼまり、骨盤が後ろに傾きます。
逆に、リラックスしていて深い呼吸ができている時は、骨盤が前後になめらかに動きます。
また骨盤全体が下腹と一体になって膨らんだり縮んだりします。
しかし緊張すると、その動きがロックされてしまいます。
本来は、呼吸によって骨盤が膨らんだり縮んだりして動くことで、身体がリラックスできるのですが、緊張やストレスで骨盤の動きの幅や範囲が狭くなると、息を吐ききれないうちに次の息を吸うため、浅い呼吸を繰り返すことになってしまうのです。すると、それに連動して姿勢も固まってきます。
脚と骨盤のジョイント部である股関節は、呼吸と連動して揺れ動くので、股関節を意図的に固めると、呼吸も一緒に止まることになります。
股関節の動きがなめらかなほど、呼吸運動もなめらかになりますが、股関節の動きが硬かったりギクシャクしたりすれば、呼吸も小さくなったり浅くなったりするわけです。
ですから、「ひと息つける」という表現が合うようなゆったりした呼吸は、股関節が自由になめらかにゆらぐことが基本になるのです。
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