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相続で子どもを悩ませたくない! 30代でやるべきこと 3選

福岡に住む30代前半のサラリーマン(妻・子供1人)が、20年後に1億貯めるまでの記録、50投稿目です。

僕は「家族と幸せになる」を目標に資産形成をしています。

現在の総資産は、1900万円超。

今回は自分が死んだ時、相続で子どもを悩ませないために、30代でやるべること3選を紹介します。


(1) 遺言(ゆいごん)を書く

どうでもいいけど、遊戯王世代です

子供を相続で悩ませないために30代でやるべきことの1つ目は、遺言を書くことです。

何かの例えや、遺言の代わりになるものを作ろうという話ではなく、シンプルに「遺言を書く」のです。

30代じゃ早すぎる!とお思いの方、ごもっともです。

でも、なぜ30代でやるべきと言いたいか?

だって、いつ死ぬか分かんないじゃないですか!

もちろん長生きして子供の成長を見たいですし、家族とたくさん思い出を作りたいですが、不慮の事故なんてこの世にいくらでもあります。

急に自分が死んでしまったときに、家族を困らせないように準備しておく。

資産形成をする上で、忘れてはいけないことだと思います。

いつまでも長生きできると思わない、「死」を意識できて初めて「今」を精一杯楽しむことができます。

遺言の作り方 かんたん3STEP

そもそも遺言ってなんだ?

遺言ってなんなんだろう?って思いますよね?

辞書の意味は、こんな感じです↓

自分の死後のために、財産の処置などを言い残すこと。また、その言葉。

つまり「遺言」とは、お金を誰にどれくらい相続させたいかの意思表明です。

じゃあ、実際どうやって作るの?

…ということで、簡単に3つのSTEPにまとめました。

【STEP1】総資産の"住所録"を作る

どこに、いくらある?

まずは、自分が持っている「総資産」を洗い出しましょう!

大切なのは「どこ」に「いくら」あるか=資産の"住所"を把握することです。

※"住所"は、"資産の置き場所"を示す比喩表現です!不動産のことだけではありません。

家、車、土地、時計?など現物はわかりやすいですが、預金口座・証券口座・インターネットバンクなどは要注意!

ログインIDやパスワード/暗証番号をまとめておかないと、遺された人たちは困り果てます!

誰がやっても、滞りなく資産を引き出せる状態にしておく。仕事の引き継ぎと同じですね。


【STEP2】「誰」に「いくら」あげたいか

何%、誰にあげる?

次に考えることは、誰にいくらあげたいか。

これを決めておかないと、自分の意思と関係なく法律で決められた額が相続されます。

法律で決まってんなら別にいいじゃん!って思った方、甘いですよ!!

最悪の場合は、相続争いで家族が崩壊します。
嫌ですよね、自分が死んだあとにお金で揉められるのは。

だからこそ、妻に全額あげたい、妻に50%・子供2人に25%ずつ、○○証券の口座は息子に、などざっくりで良いので決めましょう!

せっかく築いた大事な家族の信頼関係を守るためにも、遺言は大事なのです。



【STEP3】遺言書をミスらず作る!

ミスると無効になっちゃう!

STEP2まで終えて、やっと遺言書を書ける状態になります!

でも、ここでミスると大変!
遺言書自体が無効になってしまうんです!

ポイントは「全文自筆」「日付」「フルネーム」「捺印」です。

STEP1で洗い出したリスト(財産目録)はパソコンで作っても良いそうなんですが、STEP2の誰にいくらあげたいかは全文自筆で書かないとダメです!

そして、遺言を書いた日付(年月日)とフルネームを書いて判子を押さないと法的根拠にならないそうです。

せっかく頑張って書くのだから、ミスがないように慎重に作りましょう!!

※細かいルールがあるそうなので、専門家にチェックをお願いするのも1つの手ですね。

(2)生前贈与するお金を貯め始める

若いうちにお金を使わせてあげて

「遺言」パートで、かなりパワーを使いましたね。
お疲れさまでした!

さあ、これでいつでも死ねます(笑)

だけど、遺言は自分が死んだ後の思いやりです。

そこで、子供を相続で悩ませないために30代でやるべきことの2つ目は、自分が生きている間の思いやり。

すなわち、生前贈与(せいぜんぞうよ)の準備です。

生前贈与の重要性については、名著「DIE WITH ZERO」が教えてくれました。

どういうことかと言うと、、


歳くってからじゃ、お金は使いきれん!

たとえば、僕が1億円もったまま100歳で死ぬとします。

すると子供は70歳くらいで1億円もらうことに。

でも70歳って食べられる量にも限界があるし、旅行行くのにも体力が心配だし、たぶん子供(僕から見て孫)も巣だってしまっている。

そんなときに1億円もらっても使いきれないんです。

だからこそ「DIE WITH ZERO」では、生前贈与をオススメしているんです。

こどもが70代で1億円あげるよりも、一番お金が必要な30代~40代に1,000万円あげた方が価値があるというわけです。

投資信託でコツコツ積み立てよう!

前置きが長くなりましたが、本題です!

30年後に1,000万円あげるために、30代でやるべきことは一択。

投資信託をコツコツ積み立てすることです。

長期間のインデックス投資で、複利の力を最大限利用して準備しましょう。

たとえば、全世界株式(オルカン)を年利5%とした場合、毎月1万5000円積み立てすれば、30年後に1,200万円なります。

いくらあげるかはご自身で決めてもらうとして、大事なのは「このお金は自分のお金ではなく、生前贈与する子どものお金」と割りきることです。

だから、僕は口座を分けた方がいいと思います。

自分の口座で運用してるとワケわかんなくなりますからね。

僕の作戦は、以下の通りです!

■子どもが18歳になるまでは、妻の新NISA口座でコツコツ積み立て

■子供が18歳になると同時に、子供の新NISA口座開設してこれまで貯めた分を移管

■この時点で、生前贈与の意味・気持ちを伝え、口座を開示。投資やお金について教える

相続で子どもを悩ませたくないなら、事前準備が大切です。

つまり、お金に余裕がある状態・お金で困らない心の余裕があれば、相続で兄弟喧嘩するリスクは減らせる。

そんな豊かな心を育むための、生前贈与です。

(3)お金の教育プランを考える

子どもにどう伝える?

ここまで読んでくださった皆さんは、お子さんへの愛情がとても強い方ですね。頑張りましょう!

さぁ、最後です!

子供を相続で悩ませないために30代でやるべきことの3つ目は、「お金の教育」です。

子どもが相続で悩まない"豊かな心"を育むための教育です。

いくら遺言書を作って、生前贈与したとしても、貧しい心を持った子どもなら、渡したお金すべて使い果たしてしまうし、ロクなことに使わないかもしれません。

相続ってなんだろうって思いを馳せることもないかもしれないし、様々な人から恵んでもらえるお金の有り難みを感じられない人間になるかもしれません

30代の今、まだ子どもが小さいうちに、どうやって「お金の教育」を施していくか考えましょう!

2歳の娘に、現金を使わせてみた

無邪気そのものだった話

余談ですが、最近1つ試してみたことがあります。

お年玉で2歳の娘に200円をあげて、ドラッグストアでお菓子を買わせてみました。

100円玉2枚握りしめて、103円のボーロを買ったら、お釣りが97円。それを見た娘が、

「増えたーーー!」

と喜んでいたのです。

可愛いものです、お金の価値よりもコインの枚数が増えたことを喜んだのです。

これはチャンス!と思い、硬貨を並べたり積み重ねたりして、10円玉10枚と100円玉が同じ価値であることや1円玉が一番価値が低いことを教えました。

本人はちんぷんかんぷんそうでしたが、娘が初めてお金について考えた経験になったと思います。

最近は便利なクレジットカードタッチ決済やスマホバーコード決済が主流なので、現金を子どもに触れさせる機会が減っています。

だからこそ、お金を知るためのファーストステップとして、子どもに現金を使わせたい。

そして、本来お金はどんなものなのか、お金にできることはなんなのか、子どもに教えていきたいと思っています。

僕もまだぼんやりとしていますので、皆さんが実践している「お金の教育」があれば、コメントで教えて下さい!


「相続」はイマから始まっている

幸せな家族をつくろう

いかがでしたか?

「相続」と聞くと、だいぶ未来の話だと思われる方も多いと思います。

でも、家族と過ごす毎日が相続に繋がっていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

別に気が変わったら遺言書を作り直せば良いし、生前贈与しなくてもいいし、お金の教育も後回しで良い。

だけど、今できることは今のうちにやっておくと自分自身が楽ですし、家族に対する思い・貯蓄に対するモチベーションも高く保てると僕は思います。

幸せな家族をつくっていくためと思って「相続対策」始めてみませんか?

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