自分の成長のために重要なこと:Face myself
どうも、理学療法士のゆうです。
今日は先日書いた「最近の悩み」の中にでてきた、私が人が成長するために重要だと考えていること「自分と向き合うこと:Face myself」について書いていこうと思います。
技術的成長と精神的成長
2つの成長
成長には「技術的成長」と「精神的成長」の2つがあります。
それぞれの成長について書いていこうかと思いますが、うまくまとまらないと思うので先にこちらを読んでもらった方が少しはわかりやすくなるかと思います。
技術的成長
新人若手のうちは新たな知識を得たり、新たな手技を身につけたりと技術的成長が多いと思います。
各職場や分野によって必要になる知識や技術にはわずかにでも差はあるかと思います。ですので、技術的成長については別の職場で働く学校の同級生とどちらの成長が早いかを一概に比べられるものではありません。
また理学療法士に関して言えば、技術的成長についてはある一定のレベルまでは日々仕事をしている中で少しずつ成長していくことは間違いないかと思います。
これらのことから私は、技術的成長に関して指導をすることは少ないです。ただこれは技術的成長を軽視しているわけではありません。
直接私が指導することで技術的成長を促すのではなく、先輩後輩関わらず職員同士が意見交換すること日々成長していける環境を作ることが私の役割だと考えているからです。
精神的成長
こういった環境の中で技術的成長をした職員に関しては徐々に精神的成長が重要になってきます。精神的成長は若手指導や自分のキャリアなどを考えるときに必要となります。
技術的成長は、自身が成長して多くの知識や技術を得てくると徐々に成長が鈍化してきます。そしていつか成長がとまることもあるでしょう。
その時に「自分はなんでもわかっている」「自分でなんでもできそう」と思う人も出てくるでしょう。
私の経験では自ら積極的に知識や技術の習得に励んできた人にこのように思う人が多い印象です。そしてこういった人は精神的成長の段階に移行することが難しくなる人が多いと感じています。
明確な理由は分かりませんが、自ら積極的に知識や技術の習得に励んできたことで、「自分はこんなにできるんだ」「こんなに頑張った自分はえらいんだ」のような、驕りが出てきてしまうことが原因ではないかと思っています。ただこれはあくまでも私の個人的感想です。
自分と向き合う
精神的成長のためには自分と向き合うことが重要だと私は思っています。
自分がどんなことにわくわくするのか
自分はどんなことを楽しいと感じるのか
自分はどんな時にイライラするのか
自分の感情を動かしている要因は何なのか
なぜそのような感情が生まれてくるのか
自分の価値観はどういったものなのか
自分はどういった性格なのか
自分の良いところは何なのか
自分の悪いところは何なのか
自分がやりたいことは何なのか
自分のやりたくないことは何なのか
こんなことを考えて自分と向き合っていくことで精神的成長を得られると思います。
そこで得られた精神的成長により、新人指導を担当することの価値や意味、自分が経済的利益(給料)を得る手段としてなぜ理学療法士という仕事を選んだ理由などが少しずつ理解できてくると思います。
これらのことが少しずつでも理解できてくると新人への指導の方法や、自分の今後のキャリアにとって不足している技術的課題がはっきりしてきます。
そして次はその部分の技術的成長をし、さらに次の精神的成長へと成長の循環が始まっていきます。
このように自分と向き合うことで成長が鈍化していた技術的成長を促すこともできます。
この循環をうまく回すことでどんどんと成長していくことができるのだと思います。
循環を作るきっかけが「自分と向き合うこと:Face myself」です。
自分と向き合うのはつらいこともある
簡単に「自分と向き合う」といっても初めは難しいと思います。
自分と向き合うと自分の短所や嫌な部分などネガティブな面も明確になってくるからです。
でもそれは今の自分の価値観で考えた時にネガティブなのでであって、別の視点からみればまた違ったポジティブな見え方ができるものです。
よく言われることですが短所の裏返しは長所にもなるのです。
また自分の短所が明確になることで、その後に無駄な努力をしなくてよくなったり、短所が原因のミスを減らせたりするかもしれません。
そして、自分のネガティブな面を受け入れていくことで、他人のネガティブな面を受容してポジティブな面に目を向けられていくようになります。
ポジティブな面に目を向けることができることは理学療法士として仕事をするだけでなく、多くの人間関係の中であなたの強みになっていきます。
まとめ
成長には「技術的成長」と「精神的成長」の2つがある
技術的成長だけでは限界がある
精神的成長により次の技術的成長につながる
自分と向き合うことが精神的成長のきっかけになる
自分と向き合うことはつらいときもある
自分のネガティブな面も視点を変えればポジティブな面になる
今日は「自分と向き合うこと:Face myself」について書いてきました。
難しいことなのかもしれませんが、ここに取り組むことで大きな成長につながると思います。
この記事が1人でも多くの理学療法士の成長につながれば幸いです。
おまけ
記事全文を書いてからたまたまみた動画で「大人の成長」についての話をしていたので載せておきます。動画のなかでは40歳からの話ですが、若手の方も参考になる話です。興味のある方は見てください。
記事へのご意見、ご感想などあればコメントや「X」のDMで連絡お願いします。
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