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頑張ったのになんで評価が低いんだ

どうも、理学療法士のゆうです。
11月も後半になり冬季賞与にむけて人事考課など職員の評価や、個人面談が行われる時期になりました。
評価結果は「良い評価をもらえてうれしい」「評価に納得いかない」など人それぞれかと思います。

今日は「頑張ったのになんで評価が低いんだ」といった気持ちの人への内容を書いていこうと思います。
先日の記事に書いた「自分と向き合う:Face myself」にもつながる内容です。




あなたはよく頑張っています

多くの理学療法士は目の前の患者をよくしようと頑張っています。
また、自分の知識や技術を高めようとセミナーや学会に積極的に参加している人も多いです。

すでに十分な量の努力をしている人が多いのが理学療法士の世界です。

そのように十分な量の努力をしているのにも関わらず、その努力や頑張りが十分に評価されずに冒頭のように「頑張ったのになんで評価が低いんだ」という思いの人もいるのではないでしょうか。

なぜ、十分な量の努力や頑張りがあるのに評価されないのかというと

「努力や頑張りはベクトル量だから」

頑張っているのに評価されない理由

先程から出てきている「十分なの~」の「量」は「スカラー量」で大きさのみを取り扱います。
日常会話で出てくる量はほとんどスカラー量です。
なので、意識していないと「量」を「ベクトル量」として考えることが難しくなります。

高校数学や物理で出てくる「ベクトル量」は大きさだけでなく、向きも取り扱います。
理学療法士の方であれば国家試験の問題でも出てきたのを覚えていますよね。

前項に書いた通り、多くの方の頑張りは大きさの面では十分に足りています。
しかし、その頑張りの向きが評価者の求めている向きと合っていなければ、頑張りの大きさは小さく評価されてしまいます。

例えば

:患者さんを少しでも良くしようと思い、業務中は始業開始から終業時間までほとんどを自分の担当患者の個別リハの時間に使って、休みの日は自分自身のスキルを伸ばすために積極的にセミナーに参加していました。

上司:今まで培ってきたスキルを後輩にも伝えていくために、自分の担当患者だけでなく後輩の担当患者にも意識を向けて、後輩のスキルアップに携わってもらいたかった。

この「私」は病院で一番と言っていいほど積極的に自己研鑽に努めていますが、「上司」の思いの向きとは合っていないことがわかるかと思います。

この例からもわかる通り

努力や頑張りがベクトル量であることで、評価者との向きが合わないと評価が小さくなってしまう。

頑張ったのに評価が低い原因です。
これに近い状況があらゆる職場で起こっているのです。

評価者・上司と「向き」を合わせよう

自分の頑張りを正当に評価してもらうためには評価者や上司と向きを合わせることが重要になります。
日常の会話や個人面談での話から、自分はどんな役割を求められているのかを理解していくことで向きをそろえていきましょう。

また、自分と向き合うことで自分自身をメタ的にとらえることも自分がどのような役割を期待されているのかが理解しやすくなるでしょう。

向きが合う場所で働くという選択

自分と向き合い、自分の価値観などに目を向けていくと、「向きが合わない」ということも出てくるかと思います。

その際は上司とよく話をして、上司がなぜその向きを向いているのかを聞いてみるのもいいでしょう。
自分に見えていなかったことが見えてくることで向きがそろっていくことも期待できます。

それでも「どうしても向きが合わない」ということもあります。
その場合は「向きが合う場所で働く」という選択もいいかもしれません。

向きが合う場所を見つけるためにも自分と向き合って、自分がどんな向きで働きたいのかを明確にさせておくと、向きが合う職場をみつけやすくなります。

向きを発信する重要性

最後に簡単にですが上司側への内容です。

上司側からは常日頃から「向き」を発信していくことが重要となっていきます。
あらゆるビジネス書などに書いてある通り、思った以上にメンバーには「向き」が伝わっていません。
上司側の「向き」をしっかりと発信し、その向きに共感したメンバーはチームのコアメンバーになっていきます。

どうしても向きが合わないメンバーがいた場合には、そのメンバーの向きを尊重して、そのメンバーの向きが合う場所を探してあげることも上司としての役割です。
「上司側の向きが正しい」なんていうのはただ傲慢なだけです。
どんな向きがあってもいいし、どの向きが正解かどうかは本人が決めればいいのです。

まとめ

  • みんな頑張っている

  • 努力や頑張りはベクトル量だから向きも大事!

  • 頑張っている向きが合っていないかも

  • 向きを合わせると評価されやすい

  • どうしても向きが合わなければ、向きが合う場所で働く選択もある

  • 自分と向き合うことで自分の向きを明確にしておく

この記事を読んで1人でも多くの理学療法士が成長してくれることを願っています。
記事へのご意見、ご感想などあればコメントや「X」のDMで連絡お願いします。

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ゆう
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