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腰痛をみるときの簡単なパターンの見分け方

こんにちは。
理学療法士の笹川です。

腰痛を診るときの二つのパターンが
大きく分けて存在します。

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これはどちらのパターンも

・ 殿筋の筋力が落ちて股関節の力が弱い

ということは共通しています。
理学療法でとくに殿筋の筋力は重要なの
ですが、

なぜ殿筋が弱くなるのか
2パターンあるということですね。

この2パターンを知っていれば、
あまりにも強い変形がない限り
ほとんどの腰痛は劇的に改善して
しまいます。

逆に知らなければ、


いつまでも良い結果のない施術を
行っていたり、良い結果のない自主トレーニングを
させたり

患者さんとのコミュニケーションも
難しくなりかねません。よくセラピストで
多いのは腰が良くならないのを患者さんの
責任にしてしまう方がいます。

「自分の施術に非がなかったのか」


これは常に施術家としてもって
ほしい考え方です。患者さんが
きちんと自主トレをしてくれないのも
自分の説明の仕方に問題があったり
します。

ということで、本日はこの腰痛を診るときの
2パターンをご紹介したいと思います。

これは高齢の患者さんであれば
より顕著に表れやすいのですが、
中高年の方だと活動的な方も多いので
始めは判断しにくいかもしれません。

しかしこの2パターンは明らかに
全く病態の違う腰痛なので絶対に
鑑別が必要なのです。

それではいきましょう。

それは大きく分けて


・ 腰椎が伸展しているのか
・ 腰椎がフラットもしくは後弯しているか

この二点です。腰椎や骨盤のアライメントは
大きく分けてこの二つで施術方針が変わると
言っていいほど重要です。

腰椎が伸展している人は

①歩くときに膝をロッキング様で歩く
②腸腰筋の筋力低下がある
③股関節の外旋制限がある


簡単にまとめるとこのような特徴があります。
とくに女性では幼少期に割り座や横座りを
して

股関節を内旋位にして座る方が多いので
このような腰椎伸展アライメントになる人が
非常に多いです。

このアライメントのパターンの人には

・腸腰筋のトレーニングをした後に
・梨状筋のストレッチを行う
・大腿直筋をストレッチする


ことで簡単に改善してしまいます。
基本的にトレーニングからストレッチや
マッサージを行うと良いです。

なぜなら筋肉は弱いところをかばって
過緊張になるケースがほとんどだからです。

ですので腰痛のある人を検査するときは
『腰椎伸展アライメントなのか』をしっかりと
診れるようにしましょう。

腰椎のアライメント修正のために
腹斜筋を鍛えることも非常に有効な
施術になります。


では次回はもう一つのパターンについて
お話しします

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