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理学療法テクニックではなく目的を・・・

どうも!!笹川ひろひでです。

僕の元職場の同期は経験年数3年目で

PNFのベーシックコースとテクニックコースを

受けに東京へ来ていました。

 

 

PNFは科学的にも証明されて

いる数少ないテクニックの一つですが、

ちょっとした疑問が私にはあります。

 

 

PNFはらせん状の動きで人間の

動作パターンを取り戻すように運動療法

行うのですが、

 

 

別にそのパターンを出現させる個別の

筋肉の筋トレだけで十分改善を得られます。

 

 

手技が患者さんを改善するわけではないのです。

 

 

患者さんの関節の痛みの原因が明確で

なければ、施術目的が明確でなくなります。

 

 

たとえば肩関節の外旋に関わる筋肉として

棘下筋や小円筋以外にも上腕二頭筋や腕橈骨筋

(腕橈骨筋は特に外旋制限があった場合、肘を

屈曲させた状態で外旋方向に過緊張になりやすいです)

 

 

その他にも上腕三頭筋も関わってきます。

肩甲帯では菱形筋も関わります。

 

 

ですから肩の場合では私たちは

どこに原因があるのかを明確にしないと

 

 

何となく良くなって、何となくリハビリを終了する。

そして期間がたつと再発して戻ってくる、ということを

繰り返してしまいます。

 

 

私はスポーツ選手のサポートもしている

のですが、選手が通っているスポーツ整形で

捻挫後のリハビリでスクワットをかなりの数を

行ったと言っていました。

 

 

足関節は全然、可動域改善していないにも

関わらずです。

 

 

確かに股関節の機能が足関節に

影響しないことはないですが、足関節に

問題があることを無視して体幹トレーニングやら

PNFやら行うのはナンセンスです。

 

 

私の元同僚を否定するわけではありませんが、

手技を学ぶ上で重要なことを一つお伝えします。

 

 

その手技の目的は何なのか、それが本当に

改善できるのかを実際に自分で確かめてみる

ということが重要です。

 

 

手技は答えではありません。手段です。

これを間違えると・・・

 

 

何でもかんでも体幹トレーニングや

何でもかんでもテクニックで行うという

ことになってしまうのです。

 

 

実際に患者間で施術に差があるのなら

使っている手技の目的がずれている可能性大です。

 

 

患者間でその差をなくすのは

”評価”です。つまり患者さんがどうなっちゃって

いるのかを正確に把握する知識や技術です。

 

 

それが備わってくると使うべき手技や

介入すべきところが選択できるように

なります。

 

 

まずは施術家として最も優先すべき

問題に着目する必要がありますね(^^♪

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