“ウリ”は僕たちです!
今週はSDGs週間だそうです。
普段そんなこと考えもしなかったけど、自分の仕事への想いが『コレもそうなのかな?』って思ったので、書いてみることにしました。
介護領域で理学療法士として働いている私が
noteを通じて伝えたいことは、
介護事業やリハビリの仕事って、
『仕事を楽しむ』って
心構えを持つだけで
多くの高齢者を
well-being(幸福)にできるし、
自分も成功体験で
働きがいを持つことができる
ってことなんです!
・・・
ある日……
私は上司に呼び出されて、
「営業をかけるから、ここの“ウリ”を考えて欲しい」
と、言われました。
“ウリ”とはセールスポイントのことです。
こんな感じと、例を示されました。
・食事が美味しい
・広くてきれいなお風呂に入れる
・最新のリハビリマシンが揃っている
etc
一見どれも“ウリ”になりそうですけど、どこまでいってもそんなことは“+α”なんです。
通所リハビリ、いや介護の事業所の目的は、
『介護が必要、または介護が必要となる可能性の高い人が、再び自立して暮らせるよう手伝うこと』です。
この本質を物語るように、とある利用者さんがこんなことを言ってくれました。
「ここに来るまでは動くのが億劫でゴロゴロ寝てばっかしやった。それでまた動くのが嫌っていう悪循環やったわ。ここに来たらアンタらがおるやろ?運動させてもろたら気持ちいいやん。動く癖が戻った感じやな」
この方は、家で本当にゴロゴロして足腰が弱くなっていたのですが、今では一人で落語を見に行ったり、わざわざ電車に乗って昔から通っていた歯医者に行ったりできています。
運動やリハビリで良くなったーではなく、ポイントは、
『ここに来たらアンタらがおるやろ?』
だと思います!
アンタら(私たち)がいるから、ここに通って運動しようという気持ちになるんです。
だから、良い循環が生まれるんです。
そう!
介護事業所にとって一番の財産は“人材”であり、その人たちが作り出す空間や雰囲気が“ウリ”なのです!
“ウリ”になる空間を作り出すには、そこで働くスタッフが楽しめていないといけません。
だから、私は仕事を楽しむし、同僚や利用者さんともよく話します!ストーリーの共感と共有をするんです!
それを踏まえて、私は上司にこう答えました。
「ここの“ウリ”は僕たちじゃないんですか?」
上司は
「それは間違いない!」
と笑ってました。
・・・
食事も風呂もリハビリマシンも良いにこしたことはありませんが、お金がかかります。
自分たちが『仕事を楽しむ』という心構えを持つことはプライスレスであり、そこから生み出されるのは、自分たちと多くの高齢者の well-beingです。
これも
SDGs 3.『すべての人に健康と福祉を』
ではないでしょうか(こじつけかな)?
この想いの輪が広がるように、私は日々noteやSNSで発信しています!
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