理学療法士1本でやっていきたい、それでもお金の不安は取り除きたい!そんな方へ(1)
先日友人から、理学療法士で副業って難しくない?理学療法士1本でやって行く方法とかないの?という内容の質問をもらったのでそれについて書きたいと思います。結論は「正しい投資」をしよう、です。
理学療法士1本でやっていけるのか
私の結論は先日の記事でも書いたように、「結婚、出産を考えるのであれば理学療法士の年収は足りない」です。しかし、あくまでも統計上の話であり、環境や役職によっては足りる場合もあるのかもしれません。
ただ、私のスタンスとしては一部の上位層なら足りるなどといった参考にしづらい事を言うつもりはありません。
実際に足りていない人、あるいは足りなくなると予想している人がどうすれば良いかを考えていきます。
無駄に多くの時間をかける必要はない
だからと言って、「理学療法士の知識を活かして企業や他の分野で、、、」のような不安定かつ多くの時間が必要なことをする必要はないと私は考えます。
ここで考えるのは、日々理学療法士として働きつつ、将来に必要なお金を増やす方法です。つまり投資です。
投資の前に、損をしない事が大事
投資と言っておきながらまだ投資の話をしないことを先に謝っておきます笑。
ここからは山崎元(やまざき はじめ)さんの著書「詳しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」を参考に書かせていただきます。
(1)「銀行だけ」より国にもお金を預ける
みなさん、銀行の金利はご存知ですか?答えは0.001%です100万円預けて1年で1000円増えます。つまり、ほぼ増えません。
高度経済成長期の金利は7%ほどだったそうです。この時期は100万円預けておくだけで1年後には107万になっていました。だから昔の人々は銀行にお金を預けていました。
お金の価値は常に同じではありません。物価が上がれば1つの商品を買うのに必要なお金が増える。つまり、お金の価値が下がる。という事も起こり得るという事です。
そんな時に預けてもお金が増えない場所に置いておくことがリスクであるということに多くの人は気づいていません。銀行だけにお金を預けておくのは危険です。(特に1000万円以上の金額になると破綻補償がないため危険度はより高い)
ここで日本国債が登場します。これは個人でも買うことができます。本で勧めているのは「変動金利型10年満期」というものです。これは「10年間国にお金を貸すからその時の金利の額を上乗せして返してね」というものです。
メリットは
1. 10年で0.3%程度の利回り(本書出版時点)で銀行よりお得
2.変動型の金利は銀行の金利に合わせて変動するため銀行の金利が上がってもそれに合わせて上昇してくれる
3. 国にお金を預けているので銀行より潰れるリスクが格段に小さい
ということです。もし国が潰れるようなことがあるとすれば、それは戦争に負けるレベルのことが起こった時であると筆者は述べています。日本は世間で騒がれているよりは安定している国と思ってもいいのかもしれませんね。
ただし安全である反面、メリットも小さく銀行よりは少々引き出しにくいため、「リスクを冒したくはないけど、銀行より得をしたい」という人向けです。
また、そうでなくとも「将来絶対使うからこれだけは取っておきたい!」というような「今すぐ使わないけど、将来のために貯めておきたいお金がある」という人にもおすすめだと言えます。
(2)お金のプロに近づかない
これはお金の勉強をしているとよく聞く話という印象です。簡単に言うと「お金のプロは手数料を取ることしか考えていないから頼ってはいけない」と言う事です。たとえそれが身内や友人であっても決して信頼してはいけないそうです。
お金のプロの最たる例は銀行員や証券会社の社員でしょう。彼らは私たちがお金に関する思考を放棄したところに巧妙につけ込んで手数料を取っていくようです。
その例えを紹介しましょう。
1. 家を買う際にローンを組ませて金利で儲ける
2. 定年退職の退職金など多額の金額による投資を考えている人に投資信託を売って手数料で儲ける
お金の運用で大切なのは自分できちんと勉強して自分の力で運用する事のようです。ここで考えをストップしようとする人、ちょっと待ってください。決して難しい事ではないので大丈夫です。一緒に勉強して行きましょう!
(3)なんでもネットでやる
今の時代誰でもすぐにインターネットにアクセスすることができるようになりました。スマホをつけるだけでネットに接続できる状態です。お金を運用するにはインターネットが最適です。理由は2つあります。
1. 人件費が抑えられる
2. お金のプロに合わなくて済む
2.は先ほど説明した通りですが1.も重要で、この2つがあるおかげでネットでのお金の運用は最小の手数料で行うことができます。
ネットの証券会社の手続きには多少手間はかかりますが最近はスマートフォンを使ってより簡単に口座開設を行うことができるようになっているので、まずは口座を開設するところから始めましょう。(口座の開設や維持は無料です。)
口座の開設方法は現在準備中ですのでしばしお待ちください。
まとめ
今回はお金の勉強の入り口として、投資を考えるときに損をしない方法を中心に書かせていただきました。まとめると。
1. 銀行だけに預けても得はしないから、せめて将来のためのお金は国に預けよう
2. お金のプロに頼っても手数料をぼったくられるだけなのでお金に関しては他人を頼ってはいけません
3. お金を運用するならネット証券が一番安い
です。
私自身まだまだ勉強不足なので理学療法士の給料でも将来を見据えた正しいお金の使い方をすればある程度の不安は取り除ける、とは言い切れません。
もしかしたら不可能かもしれません。それでも可能か不可能かを知るために勉強して答えに近づくことでそれなりの対策も見えてくると信じています。
今後はもう少しリスクを上げた投資の方法やその時の心構えや鉄則に加え、保険や家、車などに関して多くの人が損をしていることと損をしないようにする方法を発信して行きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
小林